2025.03.11

東京一極集中と不動産価格の現実

皆さんこんにちは。

いつもシノケンハーモニーの不動産投資コラムをご覧いただきまして、ありがとうございます。

「人口は減少するから不動産価格は暴落するのか」という視点での書かれたコラムがありましたので、要約してお伝えしたいと思います。

東京一極集中はしばらく続く

日本全体で人口が減少している中、東京への人口集中は続いています。

総務省のデータによると、47都道府県のうち人口が増加しているのは東京都とほぼゼロに近い2県のみで、東京都だけで約7万人の増加が見られます。この傾向は今後も続くと予測されています。

特に20代の若者が東京に移住する傾向が強く、23歳の大卒者が多く流入しています。企業の新卒採用計画が東京への人口流入を支えており、これが東京の人口増加の主因となっています。

また、関東圏の親の実家に住む若者が一人暮らしを始めるケースも増えており、これも東京の世帯数増加に寄与しています。結果として、東京の不動産価格や家賃は上昇しており、この傾向は当分続くと見られています。

一方で、人口減少が不動産価格の下落を招くと信じる人もいますが、実際には東京の不動産市場は堅調です。総人口が減少しても、東京への若者の流入が続く限り、不動産価格の上昇は続くでしょう。

日本全体では1年間で、総人口は53万人減っているが、総世帯数は51万増えています。この51万の世帯に住宅が新たに必要になります。

新規で建つ戸数から解体される戸数を引いた住宅ストックの増加数に対して、世帯増の方が多いと空き家や空室が減ります。都市部ではこの現象が起きており、戸建価格も家賃も上昇しています。空き家が増えているのは主に地方です。東京一極集中している中、不動産価格は上昇している、この傾向は当分続くことになると予想されています。