2023.03.06

「現在バイアス」が招く保有元

皆様、こんにちは。

いつもシノケンハーモニーの不動産投資ニュースコラムをご覧いただき
誠にありがとうございます。

「現在バイアス(現在志向バイアス)」という言葉をご存じでしょうか。

資産形成において、興味深いワードでしたのでご紹介させていただきます。

「現在バイアス」が招く保有元

経済学では、私たちはとても合理的で、利用可能な情報を適切に利用して、最も満足する危険資産保有量を決めると仮定します。

しかし、現実の私たちは、それほど合理的ではありません。

その原因などを分析するのが行動経済学です。

行動経済学の研究が進むにつれ、多くの人が将来を適切に考えられていないことがわかってきました。

遠い将来の出来事に関する意思決定と比べ、近い将来の出来事に関する意思決定がとても衝動的になるのです。

これは「現在バイアス」と呼ばれ、肥満や借金とも関係しています。

将来の健康的な生活よりも今の食欲を重視してしまったり、将来のことよりも今を優先するあまり借金が膨らんでしまったりするのです。

現在バイアスは危険資産保有の意思決定にも影響を与えます。

危険資産をどのくらい保有するか検討するとき、私たちは将来のことを考えます。

将来のどのタイミングで、どのくらいのお金が必要になりそうかと考え、今どのくらいのお金を銀行に預金し、どのくらいを危険資産に投資するか決めるのです。

現在バイアスの程度が強いと、現在を重視するあまり金融資産を保有せず、今の消費に使おうとします。

筆者らの研究でも、現在バイアスの程度が強い人ほど、金融資産を一切保有しない傾向がありました。

金融資産の保有は、将来の暮らしのために今の消費を我慢することを意味します。

現在バイアスが強いと、将来の暮らしよりも今の暮らしを重視し、今の消費のためにお金を使うのです。

2023年3月3日経電子版より

いかがでしたでしょうか。

不動産投資は現物資産となりますが
金融資産同様に自身が今まで貯蓄してきたお金を投入するものです。

岸田首相の「資産倍増計画」が話題となり
将来対策に関心を持つ方が増えている状況ではありますが
将来対策といっても将来へのイメージが沸かないと行動に移すことは難しいです。

自分が将来どの程度の年金をもらえるのか
自分が理想としている老後にはどの程度の資金が必要なのか
など具体的な数字で知る事が第一歩となります。

シノケンハーモニーでは、将来について漠然と不安を持たれている方でも
すでに不動産投資で資産を築いている方でも
その方に合わせた内容でご相談にお答えさせていただいております。

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