不動産広告の「所要時間」が変わる
いつもシノケンハーモニーの不動産投資ニュースコラムをご覧いただきまして
ありがとうございます。
本日は10月29日(土)の日本経済新聞の記事から
下記の記事をご紹介させていただきます。
「駅から10分」が変わる 不動産広告「所要時間」の裏側
規約では駅など各種施設までの所要時間は80メートルを1分と計算する。
直線距離ではなく道のりの距離だ。
駅から物件まで800メートルあるとしたら、所要時間は10分になる。
秒単位はなく、1メートルでも超えたら1分切り上げる。
801~880メートルは11分になる計算だ。
所要時間には横断歩道の信号待ちや踏切、上り坂によるロスなどは含まれない。
首都圏不動産公正取引協議会(東京・千代田)の事務局次長、関泰誠さんは「信号待ちの時間は道路の幅によってまちまちでルール化しにくい。それで考慮しないことにしたようだ」と話す。
混乱もある。
建設中のマンションで当初、徒歩10分で売り出したものの、改正で表示が11分に変更された事例。
10分を超えると「駅から遠い」と敬遠される恐れもある。
ネットで10分以内で検索する人も多く、11分だと検索から漏れて売却が不利になることも考えられる。
「10分だから購入したのに途中で11分に変わり、だまされたような気分」という恨み節も聞こえる。
日本経済新聞 2022(令和4年)10月29日(土) より一部抜粋
いかがでしたでしょうか?
「不動産の表示に関する公正競争規約」及び「表示規約施行規則」の改正が2022年9月1日に施行されました。
これまで、不動産広告の駅までの所要時間が実態と差を感じられた事がある方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
改正後は所要時間の定義は大きく変わりました。
これまでは駅から物件の敷地までの時間でしたが
建物の出入り口までの時間に変更となりました。
大規模開発で規模の大きなマンションなどの場合は、エントランスの位置により所要時間が異なりますので
そのようなケースで広告の時間と実態が合わないということが、今後は少なくなりそうです。
また通勤を想定した○○駅まで○○分といった表記には乗り換え時間も明記するルールとなりましたのでその点でも誤解が生じにくくなっております。
不動産広告に記載の物件から駅までの所要時間は不動産投資の観点でも重要な要素です。
賃貸物件をネットで検索する場合は10分以内を条件とされる方が多いようで
11分では検索から漏れてしまうことがあるようです。
ご自身がオーナーとなって不動産投資を行うとした場合
徒歩10分の物件と11分の物件どちらを所有したいかは明白です。
不動産投資をご検討の際は、物件の設備や間取りも大切ですが
駅までの所要時間や周辺の再開発計画などの立地条件も非常に重要になってきます。
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