2017.12.21

建設コストと収益への影響

建築資材に関する材料費のニュースがちらほら出てきていますが
今回は鋼材に関する価格の記事をご紹介致します。

~2017年12月19日日本経済新聞朝刊より引用~

電炉大手の東京製鉄は18日、2018年1月契約分の鋼材価格を引き上げると発表した。
上げ幅は全品種で1トン当たり3千円。2カ月連続の値上げで合計の上げ幅は6千円となる。
国際市場での鋼材価格の上昇や首都圏の再開発向けの需要を背景に、日本国内で鋼材の荷動きが活発になっていることを反映した。

新価格はオフィスビルの柱に使うH形鋼が1トン8万7千円、造船や建設に使う厚鋼板が同8万1千円となる。
今村清志常務は「(日本国内の)需要は強い。
鉄スクラップなどの原料の値上がりも鮮明だ。来月も値上げの可能性はある」と話す。

建築着工床面積は非住宅向けが4~10月で3270万平方メートルと前年同期を6%上回る。
「18年度も非住宅関連需要の増加が見込まれる」(日本鉄鋼連盟)といい、需要はしばらく安定するとの見方が大勢だ。

流通市場からは2カ月連続値上げに戸惑う声が上がる。
「需要は出てきてはいるが、2カ月合計で6千円を転嫁できるほどではない」(H形鋼を扱う鋼材問屋)という。
現在、H形鋼の市中価格は1トン7万9千円前後。
新しく契約するH形鋼の販売時期までに値上げを達成しないと採算割れに陥る可能性が出てくる。

~引用終わり~

いかがだったでしょうか。

今回の資材に関する価格の上昇だけでなく、人件費も上がってきております。

ここで容易に想像できるのが、投資用マンションも原材料の高騰に伴って
割高になってしまうのであろうということです。

割高になってしまえば投資としての収益が減ってしまうわけで
二の足を踏んでしまいたくなると思います。

さて、各所で建設中の物件が割高になってしまっている中に
今回の現象を見据えて5年前からコスト対策万全の割安物件が存在すると
どれほどの差別化が図れ、際立つのでしょうか。

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