2017.09.06

売れ筋「金庫」が大型へ

皆さまこんにちは。
ご自宅に金庫をお持ちの方はいらっしゃるでしょうか。

昔ながらの「タンス預金」、今の時代は金庫に鍵をかけて入れるそうですね。
海外では資金は流動的に運用することが一般的ですが、日本ではまだ現金をため込む方が多いそうです。

本日はこのような記事を見つけました。

金庫メーカー、日本アイ・エス・ケイ常務の三木隆信(70)は東京・上野にあるショールームの来訪者が「目に見えて増えてきた」と感じる。
マイナス金利政策の導入以降、金庫の人気が高まったが、最近は「売れ筋がどんどん大型化している」という。

以前は容量20リットルの金庫が主力だったが、最近は50リットルを超えるタイプが人気だ。
現金にすると4億円以上が入る。

都内に住む主婦、小沢公子(仮名、65)が銀行に通うのは預金のためではない。
貸金庫に現金を預けるためだ。最近も50万円ほど持ち込み、ざっと1000万円たまった。
「銀行口座にマイナンバーの登録が義務付けられたら預金残高が把握されそうで怖い」と話す。
念頭にあるのは相続税対策だ。

実際は銀行口座にマイナンバーを登録しても預金残高などは把握されないが、漠然とした不安から現金を好む人は多い。

第一生命経済研究所の試算では個人の「タンス預金」は43兆円に上り、ここ5年で約1.5倍に増えた。
盗難リスクや金庫代を考えれば実質的にマイナス金利だが「手元に現金がある安心感が欲しい」と小沢は話す。

4日、野村証券が都内で開いた相続セミナー。
参加した小林浩康(70)は「株式を5000万円ほど持っているが、相続に向けて現金化すべきだろうか」との悩みを口にした。

日本証券業協会の調べによると個人投資家の56%が60歳以上のシニア層だ。
ネット専業の証券会社なら若年層の利用も多いが、対面型の証券会社では顧客の平均年齢は高い。
中小や地場証券になると70代を超えることも珍しくない。

相続を意識すると顧客は保有する株や債券を分けやすい現金に換える。
大手証券の営業マンは「気が付いたら顧客の金融資産が全て預金になっていた」と話す。

個人の金融資産が1800兆円まで膨らんでも半分強を現預金が占める。
政府や金融業界がいくら音頭を取っても「貯蓄から投資」の流れは太くならない。
投資家の裾野が広がらず年齢層が高くなれば「投資から貯蓄」へと逆流していく。

デフレが続いた日本。物価の下落局面では現金の価値が高まり投資と似た効果が得られた。
物価はようやくマイナス圏から脱出しつつあるとはいえ日銀が目指す2%の上昇には遠く及ばない。

「貯蓄から投資」の壁となる個人の根強い現金志向は、デフレから抜けきれない日本経済と表裏一体だ。
(敬称略)
(画像は東京都台東区の日本アイ・エス・ケイのショールームより)

いかがでしたでしょうか。

資金を運用する投資への風向きが日本の経済を押し上げる第一歩になりそうです。

実は国の方針がなぜそうなのかというのには市民にもメリットがあるからで、運用したほうがメリットがある場合も多いのです。

もちろん、リスクを避けながら安定した投資であることが肝心です。

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