2017.08.03

不動産投資の注意点とは

建築基準が満たされれば、マンションはどこにでも建てられます。

しかし住居の需要がないところに建設しても、当たり前ですが、コンクリートの塊になってしまいます。

ご想像できるように、都心や都心に通じるターミナル駅周辺には、入居者がすぐに見つかりますが、都心部から離れすぎていたり、人口が減少していたりする地域では、入居者を見つけるのは簡単ではありません。

物件を選ぶ際、そのエリアの人口動向はとても重要です。

不動産投資においては、入居者が見つからないからといって、物件ごと他の場所に移動するわけにはいきません。

また売却をしようにも、入居者が見つからないような物件はすぐに買い手が見つかる可能性も低く、早く売るためには物件価格を大幅に引き下げて、大損価格での売却を覚悟しなければなりません。

不動産投資で成功するためには、多少物件価格が上がっても、人の流動性が高く賃貸需要のある地域の物件を選ぶことが重要です。

また高い利回りの物件にも要注意です。

そもそも人気がある物件は需要と供給のバランスで物件の価格が高騰することがあります。
結果的に利回りが低下します。

利回りが低下しないで高いままの場合は、物件に何らかの理由があると考えていいでしょう。

例えば築年数が古い物件は建物の耐用年数が残り少なく、高利回りでも修繕費などを考慮するとあまりお得ではなく、かえって損してしまうこともあります。

利回りだけに注目するのではなく、どのような物件か、入居者が住みたいと思う物件かどうか、トータルで利益を生み出せるかを考えて物件選びをしていくべきです。

リスクを押さえて不動産投資を行うためには

物件価格が安い地方ならば高い利回りを確保しやすい反面、入居者自体が少ないという問題も抱えています。

地方住まいの投資家が都心の物件を購入しても管理ができないのではと考える方もいるかもしれません。

しかし、信頼できる管理会社をパートナーにできれば十分管理することができます。

多少利回りが落ちるように思えても、空室や家賃下落のリスクが少ない、賃貸需要の高い都心エリアの物件への不動産投資をおすすめします。