2017.04.14

不動産投資と確定拠出年金 その2

皆様、こんにちは。

今回は「確定拠出年金のデメリット」を中心に、その他の運用商品と比較をしながら見ていきたいと思います。

まず、代表的なデメリットはというと・・・

・確定拠出年金に加入する場合、初回口座開設時に手数料が発生する。

・60歳までは原則解約不可能

・支払額より給付額が少なくなるリスク

そのほかにも、お客様のご状況によっては、住宅ローンの控除適用額が減少する場合もあります。

メリットがある一方で、このようにデメリットもあることもしっかりと把握しておいてください。

ではその他の代表的な2つの運用商品と比較をしてみました。

■投資信託との比較

投資信託は、投資したお金は所得控除にはならず、運用益に対しても税金がかかります。

確定拠出年金の方が税金を抑えられる点や、運用益が非課税になるメリットなどを考えると、より効率的な資産形成が可能となります。

■年金保険との比較

年金保険は年金保険料控除として、最大4万円の控除が受けられます。

逆を言えば、年間100万円の保険料を支払っても年間4万円の控除しか受けられないということです。

一方、確定拠出年金は掛け金の全額が所得控除になります。

しかし、年金保険の場合は途中解約も可能ですが、確定拠出年金は原則として解約不可能となります。

やはりそれぞれの商品にメリット・デメリットがあり、どの商品が最適とは一概には申し上げられません。

お客様のご状況やご目的に合わせて、しっかりとポイントを押さえてお取組みされることをお勧めいたします。

最終回の次回は「不動産投資と確定拠出年金」を重点的にご解説させて頂きます。

最後までご覧頂けましたら幸いです。