確定拠出年金と不動産投資 その1
今回のテーマは、「確定拠出年金と不動産投資」です。
ひとつにまとめてしまうと、頭がパンクしてしまいますので、3回に分けてご紹介させて頂きます。
最後までお付き合い頂けましたら幸いです。
今年に入り、加入の対象者が増えた確定拠出年金ですが
『なんとなくよさそう』、『周りもやっているし、自分もやるか』というように
内容まで理解しないまま、加入した方も多いのではないでしょうか。
■確定拠出年金とは?
そもそも確定拠出年金とは、毎月決まった金額を積み立てて、その資金を自分で運用しながら老後の備えをする制度です。
さらに、この制度では様々な税制優遇が受けられ、確定拠出年金で運用した際の運用益が非課税になるだけでなく、所得税、住民税の控除なども受けることが可能です。
また、確定拠出年金には個人が任意に加入し掛け金を支払う『個人型』と企業が従業員の為に掛け金を支払ったり、企業・従業員の双方が掛け金を支払う『企業型』の2種類があります。
2016年までは確定拠出年金に加入できるのは、個人事業主や企業年金がないサラリーマンのみでしたが、2017年から企業年金がある会社員や公務員も加入できるようになりました。
※支払うことができる掛け金の上限額はそれぞれ異なります。
■確定拠出年金のメリットは?
確定拠出年金では主に税制面で大きなメリットがあります。
以下に代表的なメリットを並べてみました。
・確定拠出年金の掛け金は全額所得控除される。
・確定拠出年金で得た運用益は非課税になる。
・運用商品の中には比較的コストの安いものが多い。
以上のように、確定拠出年金は非常に良い運用商品です。
まずはその商品の特徴を理解したうえで
ご加入することをお勧めいたします。
しかし、そんな確定拠出年金にもデメリットは存在します。
次回はデメリットを中心にお伝えさせて頂きますので是非、ご覧下さいませ。