2017.03.31

物件選びで気を付けたい点

投資用不動産の購入時にはどんなことに注意すべきでしょうか。

特に設備面については、様々な意見がございます。

今回は、最近の入居者に人気の設備をご紹介いたします。

「全国賃貸住宅新聞」では毎年、人気設備ランキングを発表しています。

これは管理会社へのアンケートをもとに入居者にどんな設備が人気なのかを調査し、ランキングにしているものです。

直接入居者からの投票ではありませんが、賃貸客付けの現場にいる担当者からの意見が反映された結果です。

一部を紹介すると以下のようになっています。

◾︎単身者用物件で必須の設備条件
1位 テレビモニター付きインターホン
2位 独立洗面台
3位 洗浄機付き便座
4位 インターネット無料
5位 備え付けの照明 

◾︎ファミリー向け物件で必須の設備条件
1位 独立洗面台
2位 追い炊き機能
3位 テレビモニター付きインターホン
4位 洗浄機能付き便座
5位 システムキッチン

ランキングで上位に現れてこない設備には「新築なら当たり前になっているもの」も多いです。

標準的レベルで考えますと、3点ユニット式のバスやタイル張りのお風呂の物件を手頃価格で購入し、このランキングにあるような設備をいくつか施しても入居付けは簡単にいかないでしょう。

一般的に費用負担の大きい設備で考えると、以下のような例が考えられます。

・タイル張りの風呂やバランス釜 ⇒ ユニットバス
・瞬間湯沸かし器による給湯 ⇒ 3カ所給湯
・バス、トイレ、洗面の3点ユニット ⇒ 独立水回り

築年数が浅い、立地が良い、売り出し価格が安いといっても設備が上述3例のような物件の客付けには大変苦労することにならます。

設備ランキング以前の問題だからです。

中古物件をご覧になられるときは特にこの設備にも注意して検討をお進め下さいませ。