2017.03.12

投資用マンションを買ってもマイホーム取得の妨げにはならない

本日は、お問合せの中でも多いご質問の1つ、

「投資用ローンを組むと、マイホームのローンが組めなくなりませんか?」

についてお話させて頂きます。

結論から言えば、心配無用です。

— — — -以下「30代サラリーマンのマンション経営入門 相田 健一郎」抜粋– — —

住宅ローンを組めなくなる事はありません。

ただ、注意したい点が一つあります。

それは、ワンルームマンション投資と持ち家取得どちらから手を付けるかという点です。

!順番を間違えると、投資と持ち家取得を両立できなくなる可能性があるからです!

正解は、まず投資、次に持ち家取得です。

なぜそうなのか、まず金融機関のローンに対する考え方からご説明しましょう。

一般の住宅ローンにしても、投資資金に充てることができるローンにしても、大きな基準が2つあります。

1つは貸出総額の枠です。

年収700万円の人を想定すると、これは住宅ローンで年収の10~15倍、投資用のローンで年収の6~7倍とみられます。

もう1つは年収に占める年間返済額の割合、つまり返済比率です。

同じ年収700万円の人を想定すると住宅ローンで40%、投資用ローンで35%とみられます。

こうした基準をもとに、その人の属性や資産を勘案しながら貸出可能額を決めていくのです。

投資と持ち家取得の順番に注意が必要なのは、貸出総額に投資用ローンでは、年収の6~7倍、住宅ローンでは年収の10~15倍と一定の枠が設定されるからです。

この枠は住宅ローンの方が大きいので、先に投資用ローンを利用する分には、余力を残しておくことができます。

例えば年収700万円の方であれば住宅ローンの枠は7000万円~1億500万円、投資用ローンの枠は4200万円~4900万円です。

先に投資用ローンで4000万円を借り入れても、住宅ローンを借りようとする時には、最大6500万円の余力が残るのです。

これが逆になってしまうと、住宅ローンで先に投資用ローンの枠を使い切ってしまうことになりかねません。

住宅ローンで先に5000万円借りたとしましょう。

住宅ローンの枠は使い切らず、十分に残っています。

しかし投資用ローンの枠は最大4900万円ですから、既に使い切ってしまっている訳です。

これでは、住宅ローンを借りた後に投資用ローンを借りる事ができません。

!枠の大きな住宅ローンは後回し!これが原則です。

いかがでしたでしょうか。

今回は年収700万円の方の例でご説明させて頂きましたが
その方のご年収・ご状況によって変わってまいりますので
是非当社までお気軽にお問合せ下さいませ。