2016.12.02
旧耐震基準と新耐震基準の間
建築基準法施行令の改正によって新しい耐震基準(いわゆる新耐震基準)が施行されたのは、1981年(昭和56年)6月1日のことで
この日以降に建築確認を受けた建物に対して新耐震基準が適用されています。
この日以降に建築確認を受けた建物に対して新耐震基準が適用されています。
しかし、建物によっては1982年前半頃の竣工でも、旧耐震基準で建てられている場合が考えられます。
マンションの場合はその規模にもよりますが、それほど大きくない建物でも通常は1年~1年半程度の工事期間が必要です。
したがって、1981年6月に建築確認を受けたとしても、その竣工時期は早くて1982年夏~秋頃となります。
1983年以降に竣工したマンションの場合には、新耐震基準による建物である可能性が高いものの、1982年中の竣工では何ともいえないところでしょう。
ただし、1981年5月以前に着工したものの工事が遅延したような場合、あるいは大規模なものなどを想定して考えれば、1983年に竣工した旧耐震基準のマンションもいくつかあるでしょうし、1984年に竣工した旧耐震基準のマンションもないとは断言できませんので十分ご注意下さい。
ちなみに、2005年の税制改正により、不動産取得税における中古住宅の特例では
登記上の建築日付が1982年(昭和57年)1月1日以降の建物は新耐震基準に適合しているものと “みなす” ことになっています。
新耐震基準の他にも様々な法改正を伴いマンションの耐久性は変化しております。
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