不動産購入に必要な資金
ありがとうございます。
本日は、不動産投資の失敗事例や、注意して頂きたい点についてお話させて頂きます。
不動産は金額が大きいため、収入から遅れて支出が発生すると、分かっていてもドキリとするものです。
資金の繰り上げでよく忘れがちなものに、突発的な経費と固定資産税、不動産取得税などの税金関係がございます。
買ったはいいが「後で手元資金が無い!」などと慌てることがないようするため、不動産投資における資金繰りのタイムラグ(時間差)についてご紹介して参ります。
■突発的な支出 リフォーム費用
「築古戸建て投資法」を始められた方からのお話です。
数百万円の戸建て購入致しましたが、リフォーム費用の見積りを見てびっくり。
その額は、350万円だったのだ。
少し無理をして買ったので残高は、ほぼゼロ。
その後のリフォーム費用まで考えていなかったので大いに慌てたそうです。
結局、リフォーム費用は日本政策金融公庫から融資を受けることができましたが、返済期間が6年と短かったため元本返済額が大きく、キャッシュフローがとても少なくなってしまったそうです。
購入後に遅れて発生するのはリフォーム費用だけではありません。
固定資産税もうっかり忘れがちなものの一つです。
支払時期は市町村によって異なりますが、だいたい5~6月。
前年の9月に購入したとすると、8ヵ月以上先になります。
中古の場合は新築住宅の減額措置も受けられませんので、あらかじめ金額を計算しておく必要があります。
新築の場合は突発的な費用はそれほどではありませんが、中古となれば何があるか分かりません。
過剰に資金を寝かせても効率が悪いのですが、ある程度の現金は持っていたいところです。
■忘れがちな「不動産取得税」
もう一つ遅れてやってくるものに不動産取得税があります。
固定資産税と違い、普段あまり目にしない一過性の税金だけうっかりし易いところです。
固定資産税評価額×4%(現在は軽減税率適用中で3%)で計算され、市町村から請求が来ます。
これもローンの対象外であり、やはり自己資金が必要になります。
都内の区分マンション投資は、サラリーマンを中心に大変人気なものとなっていますが、説明資料に固定資産税や不動産取得税について記載してない不動産投資会社もあるそうです。
購入検討時には将来の修繕費を含め、きちんと計算する必要があります。
■家賃滞納には注意を
不動産賃貸業では滞納があれば特に悲惨です。
家賃入金が無くても「売上」なので計算上の利益が出れば税金の対象になります。
家賃という「売上」が計上され、「売掛債権」になっているだけなのです。
入金が無いのに税金は取られてしまう、という、正に踏んだり蹴ったりの状況です。
不動産投資は他人資本で資産が形成出来る大変魅力的な投資方法ですが、額が大きい分、失敗してしまったときのリスクも非常に大きなものとなります。
そのため、当社では不動産投資で「失敗しない」ことこそが「成功する」ことに繋がると考え、「失敗しない不動産投資セミナー」として、毎週、無料のセミナーを開催しております。
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一人で悩まれる前に、まずは一度お気軽にお問い合わせくださいませ。