これから有望な投資先は?
最近、「これから有望な投資先は?」という質問を、よくお客様から頂くことがあります。
その時に、私は
「やはり、これからはAI(人工知能)ではないでしょうか?」
とお答えしています。
例えば、自動車の業界の場合、
「新車販売に占める自動運転車の割合は、2035年には25%になる」
ということが、先日の日経新聞に特集されていました。
そして、AIの世界では、ディープラーニング(深層学習)という言葉もよく耳にします。
これは、人間が物事を学んで成長していくのと同様に、周りのフィードバックを取り入れて自己学習し、次はさらに精度を高いアウトプットを生み出し、またそのフィードバックを受けて、次はさらに精度の高いアウトプットを生み出せるようになるシステム、と私は理解しています。
試しにググってみると、
「ディープラーニングとは、システムがデータの特徴を学習して事象の認識や分類を行う機械学習の方法」
「データの特徴をより深いレベルで学習し、非常に高い精度で特徴を認識できるため、人の声の認識や、カメラで撮影した画像の認識などで応用が期待されている」
という定義とのこと。
つまり、生のデータに触れれば触れるほど、機械が自己学習し、より賢くなっていく、ということです。
また、先日、私は、ある銀行の窓口での対応のことをブログで取り上げましたが、そこで勧められたものに、「ロボティクスファンド」というものもあります。
これは、日本を含む世界各地の金融商品取引所に上場されているロボティクス関連企業の株式に、中長期的に投資をして、そのリターンを狙っていくファンドです。
今は、投資信託も月1000円や10000円からも買えるようになってきた時代ですから、このようなファンドに、中長期的に積み立て投資をしていくのも面白のではないか?とも思うのです。
そう思っていましたら、ついには、AIそのものがファンドマネージャーに代わって運用を行う、というファンドが登場してきました。
米フォーブス誌の2015年のヘッジファンド報酬額ランキングでは、上位10人のうち5人がITを活用するファンドの設立メンバーだったそうです。
(日経ヴェリタス 6月12日号)
ヘッジファンドのファンドマネージャーの運用が振るわない中、機械の方が好調な成績を残しているわけですね。
このように、もはやハードや製造業の世界だけなく、投資運用など、従来ではある程度の「抽象思考」を要すると思われる分野にまでAIが参入してくるようになってきました。
ゆくゆくは病気の診察もAIドクターがやるような時代になってくるかもしれません。
そのような中で、我々が関わっている「不動産投資」は、地道な現物投資であり、昔からある「大家業」というビジネスです。
現物を所有したら賃借人の方に貸し出しますから、全てのステップにアナログとデジタルが混在しています。
このような手間暇がかかるビジネスの場合、これが「参入障壁」となりますから、案外、世界を動かしているように見えるヘッジファンドのファンドマネージャーよりも、
ニコニコ笑いながら、コンピューターのことなんか全然分からないよ、と言っている昔ながらの大家さんの方が、ビジネス寿命としては長生きするのかもしれません。
さて、上記以外の「有望な投資先」につきましては、私の個別相談会にてお伝えさせて頂いております。
もし、ご興味のある方がいらっしゃいましたら、お気軽にお申込くださいませ。