一番の不安は「分からないこと」
今回は、誰もが将来に向けて不安になっていることをご紹介させて頂きます。
老後のお金に関しては誰もが漠然とした不安を持っています。
では、その不安の正体は一体何なのでしょう?
それは“わからない”ことにあります。
何がわからないのか?
老後のお金については3つの“わからないこと”があります。
まず1つめは支出、つまり「老後の生活にいくらかかるのかわからない」ということです。
次に収入、これは「老後にどれぐらいのお金がもらえるのかわからない」ということ
そして最後は「そのために一体どれぐらいお金を用意すればいいかわからない」ということです。
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」ということわざがありますが
人は正体のわからないもの、よく見えないものに対しては本質的に恐怖感を持つものです。
だとすれば、この3つがわかるようになれば、いまよりも少しは安心できるはずです。
仮に支出と収入を考えて「これでは足りない」ということがわかったとしたら
“足りない金額”がはっきりするわけですから、その金額を目標として蓄えていけばいいことになります。
仮にその目標がとても達成できそうもない金額であれば、支出を減らすことを考えればいい、というごくシンプルな話です。
つまり足らないのが不安なのではなくて、“わからない”のが不安なのです。
だとすればまずやるべきことは、この3つの“わからない”をわかるようにすることです。
このように誰も自身の老後にいくら必要かはわかりません。
ざっくりとこのくらいではないかなとは想像はつきますが
実際にかかる費用は老後になってみないとわからないものです。
次回は、老後の生活費はいくら必要であるのかを
ご紹介させていただきます。
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