いずれ働けなくなる。
本日もシノケンハーモニーの不動産投資ブログをご覧いただきまして
ありがとうございます。
みなさんは、ご自身が介護をしている姿を想像した事はありますか?
また逆に、介護をされている姿を想像した事はありますか?
実際に歳を重ねている事は実感し理解していても
自分と介護を身近なものとして結びつけて考えている人というのは
意外と少ないのではないでしょうか。
そのせいもあってなのか、ニュースでもたびたび介護師が足りない事が取り上げられているのでしょう。
では実際に「介護」が自分の生活の身近なところにやって来た時に、どのような事が起こるのでしょうか。
私の家族の話を少しします。
私の父方の祖父は糖尿病でした。
糖尿病の患者は血中の毒素、いわゆる老廃物を取り除いて綺麗な血を循環させる腎臓の機能が低下している事が特徴です。
そのまま放っておいては良くない血液が体中に行き渡り、細胞に酸素が足りなくなってしまったり、そもそも血が巡らなくなってしまったり生死に関わる状態になってしまうので
週に何度も病院に通って血液を綺麗にするための機械を使って何時間もかけて体中の血液を綺麗にします。
その透析の間、ベッドに寝たきりで何もできません。
この病気には様々な良くない副産物があり、祖父は目が見えなくなりました。
私が保育園児の頃には殆ど見えていなくて、小学生になった頃には完全に失明していました。
また、糖尿病とは別にガンも患っていました。
主に祖父の介護をしていたのは祖母です。
私の両親は当時から実家で工場を経営しており共働きの上、ほとんど休みもなく朝から深夜まで働いていました。
その生活の中でも祖父が入院するとなれば父も母も仕事の合間を縫っては交代で病院へ衣類を届けるなどしていました。
しかも岐阜県の山奥の田舎ですから、病院までは車で片道1時間以上かかります。
祖父は入退院を繰り返しました。
実家は一軒家の日本家屋でしたから玄関や廊下、お風呂場、トイレ、ベッドなど様々な場所をバリアフリーのものへ改装しました。
祖父が亡くなって介護をしなくなった祖母はずっと元気でした。
私の記憶の中の祖母はずっと元気だったのです。
しかし一昨年、友人と出先に居る時に突然倒れて救急車で運ばれました。
心筋梗塞でした。
一命は取り留めたものの、最初は身体が上手に動かなかったり、口が思うように動かず思った事を話せなかったりと大変苦労しました。
母方の祖父はリウマチでした。
リウマチは体中の関節が痛くなり、いずれ歩く事や動く事も億劫になり、それにより筋肉が衰えていって本当にベッドから起き上がる事も出来ず箸を持つ事もままならなくなる事が特徴です。
主に祖父の介護をしていたのは祖母でした。
母の実家は農家です。
祖母は花や野菜にとっても詳しくて、美味しい日本料理を作る事がとても上手です。
しかし最近では祖母も身体が痛いと山へは行けず、タクシーを使って病院へ通っています。
さて、私の身内に起こっているこの状況は特殊な事なのでしょうか。
そうではないはずです。
恐らく、このブログを読んでいるみなさんの近しいところでも
同じような事は起こっているのではないでしょうか。
しかし不思議な事に自分が介護を行う意識、介護をされる時が来る可能性については考えていない人の方が多い事が現状です。
医療は進歩しました。寿命も伸びました。
でも忘れないで頂きたい事があります。
それは、いずれ人は衰え働かなくなるという事です。
働けなくなる事もあるという事です。
また、そういった時にこそ通常よりも働けないのに通常よりもお金は必要になるものです。
病院へ通う、入院する、家をバリアフリーにする、治療費もかかる、これらは決して簡単な事でも安価に出来る事でもありません。
いつか自分が働く事が難しくなってしまった時、不動産投資をしている事が支えとなり、助けとなります。
なぜなら、働かなくても入ってくる家賃収入があるからです。
日経新聞にこんな記事がありました。
以下に引用させて頂きます。
( 引用はじめ )
仕事を持ち介護経験がない人のうち、家族の介護が必要になったときに誰が主な担い手になるのか「分からない」と思っている人が58.8%に上ったことが5日までに日本能率協会の調査で分かった。
同協会は「介護に直面しなければ実感が湧きにくい。いざというときに困らぬように日頃から家族と話し合い、職場の支援制度を知るなど事前の準備が重要だ」としている。
調査は昨年12月~今年1月、20代~60代の働く男女計千人にインターネットで実施。介護経験のない人は791人、経験のある人は209人だった。
介護経験のない人に親などの家族を介護する際に想定する主な担い手を聞くと、「分からない」が最多だった。「自分が介護する」が15.9%、「介護施設・サービス」が12.9%、「自分以外の家族」が12.4%と続いた。
介護離職を防ぐため、職場に望むこと(複数回答可)を尋ねると、介護経験がない人は「特にない」が33.0%と最多。「短時間勤務制度」が28.7%と2番目に多く、「介護休暇制度」が28.1%と続いた。
一方、介護経験のある人では「介護する社員に理解がある社風」が40.2%と最も多く、「上司・同僚の理解」と「フレックスタイム制度」がともに34.4%で続いた。
( 引用終わり )
みなさん、いかがでしょうか。
医療は進歩しました。
寿命も伸びました。
しかし日本は少子高齢化の道を着々と進んでいます。
介護をする側でもされる側でも経験する人は多くなる事でしょう。
誰もが自分には関係ないと思っていたとしても、その殆どの人に訪れる現象であると言っても過言ではないのではないでしょうか。
いつかその時が訪れるとしましょう。
今までと同量の仕事をこなしながら介護をしている自分を想像する事ができますか?
仕事を減らして収入が減っても大丈夫ですか?
介護に限らず、不測の事態とは本当に急に訪れるものです。
病気に罹ってしまった私の祖父母も、病気になると思ってなっているわけではありません。
しかし、先手を打って備えをしておく事は出来ます。
今の生活スタイルを殆ど崩さず、手放しで堅実な運用が可能なシステムとノウハウが弊社にはあります。
ぜひ今から将来を見据えて資産形成、不労収入への一歩を踏み出されてくださいませ。
みなさまからのご連絡を心よりお待ちしております。