2016.04.25

マンションの寿命は管理が重要

有名上場企業株でも破綻すれば、ただの紙くずになってしまいます。

不動産の場合、特に基盤の安定している先進国に関しては、国が亡くならない限り土地や建物はなくならないので価値が0になる事はありません。

天災リスクにしても今の充実した保険制度を活用すれば殆ど保険で賄えます。

不動産業者や管理組合によって保険の加入状況が様々なので
ここは天災リスクに備えるために必ずチェックしておきたいポイントです。

原発事故のような事がないかぎり、限りなく資産としては安定感のあるものになります。

それでも不安なのは、購入するマンションの持久力ではないでしょうか。

35年経ったマンションが想像できないという方も多いかもしれません。

しかし、時代が進むに連れ各業界をみても同じく
時代とともに、特にこの20年の技術の進歩は目を見張るものがあります。

35年前のクオリティーのマンションが迎える35年目と
今の技術で開発されたマンションの35年目では
建物本体として大きな差があるのではないでしょうか。

また、マンションの外観はその管理組合の管理に委ねられています。

長期修繕計画の内容から、そもそもの資金調達能力、いわゆる管理費と修繕積立金の回収能力も非常に大切な部分となります。

街を歩けば、同じ築35年のマンションでも外観が違うものが存在するのはその為です。

回収能力のない組合に加入するという事は
将来的に多額の管理費修繕積立金を請求されるリスクがあるという事です。

当初どんなに、毎月コンスタントに支払う管理費修繕積立金を考慮した上で収支計画をたてて運用していたとしても
その他の管理組合員、いわゆる他の部屋の所有者が滞納をしていれば
後々、きちんと支払っていた所有者にもしわ寄せがくる可能性もあります。

どのような回収スキームをもった管理組合なのか、確認する必要が十分にありそうな話です。

不動産はしっかりとした管理がなされた状態では
その他投資商品と比べ物にならない程、超長期安定型資産といわれているのはこの為です。