減価償却って知ってい ますか?
本日もシノケンハーモニーの不動産投資ブログをご覧いただきまして
ありがとうございます。
突然ですが、減価償却とは何かご存知ですか?
よく見聞きする言葉ですが、その意味をしっかり理解している方は意外に少ないのではないでしょうか。
例えば2500万円のマンションを現金で買って賃貸経営を始めたとしましょう。
ところが今年の確定申告では2500万円全部を費用に入れたので大赤字になってしまった。
さて翌年はどうでしょう・・・?
翌年はマンションの費用は何もないから(維持費だけ)、タダでマンション経営ができる事になる。
だから利益がでやすくなる・・・
でも、これって変だと思いませんか?
マンションは長年にわたって使うものであり、1年かぎりの消耗品ではないです。
「使う年数に応じて少しずつ費用にすべきだ」
と考えるのが合理的ですよね?
その小分け(分割)された費用のことを減価償却費と呼びます。
わかりやすく言うと、
減価償却とは買ったときに一度に費用にしないで、毎年少しずつ費用に分ける。
というごく自然な考え方です。
それでは、1年目が終わったときにもマンションは現物として残っています。
これはオーナー様の所有物であり、資産(財産)です。
それでは、マンションの1年後の価値はというと、ピカピカに手入れされていても買値より価値は下がっていると見るのが常識ですが、その減った分とは幾らでしょうか?
それはどう見積もるのでしょうか?
難しく考える必要はありません。
単純に費用配分で費用に計上した分だけ、と考えれば良いのです。
つまりマンションの価値は毎年、減価償却費の分だけ減るという事です。
こうして見ると、結局、減価償却費と言っても初期の購入代金の後計上にすぎないので、減価償却費という現金が出ていくわけではありません。(おカネは買ったときに支払い済みです)
減価償却費という請求書は来ないのです。
つまり!現金の出ない費用を計上したわけです!
利益=家賃収入-費用(中に減価償却費が入っている)であるから、減価償却という会計的手続きにより、過去の投資額を毎年少しずつ回収しているという事になります。
早い話が、減価償却とは購入額をある期間に分けて少しずつ費用にする仕組みです。
ちなみに何年に分割するか、という年数を耐用年数といいます。
名前からしてモノの物理的寿命という感じがするが、実はそうではないのです
経済的価値の寿命というような抽象的な意味あいですが、簡単に言いますと、分割年数です。
耐用年数は税法で一律に決められています。
たとえば、RCのマンションなら47年・木造のアパートなら22年という風に。
しかし、実際にマンションを購入する際に現金一括で購入される方は多いでしょうか?
ローンを活用される方の方が、圧倒的に多いはずです。
今回お話させて頂いた減価償却って、ローンを組んだ方にとっては非常に大きな節税効果をもたらしてくれるのです。
お取り組みされる方のご状況によって節税効果は異なりますので
是非、この節税の勉強だけでもしてみませんか?
お気軽に当社までご相談下さいませ。