利回りの高い物件は注意が必要
本日もシノケンハーモニーの不動産投資ブログをご覧いただきまして
ありがとうございます。
先日、お客様からこのようなご相談を頂きました。
「地方の中古のアパートで、とても利回りが高い物件を見つけたので、購入を検討しているのだけど、なにか注意点はある?」
確かに高利回りの物件というのは、一見大変魅力的です。
しかし実のところ、利回りが高い物件というのは、その分のリスクが潜んでいる可能性が高いのです。
そもそも不動産広告に記載されているのは、いわゆる表面利回りといわれるもので、満室を想定し計算したものです。
その計算の仕方は次の通りです。
年間の家賃収入÷物件価格=表面利回り
物件価格が安くなればなるほど、利回りは高くなります。
しかし、なぜ安いのでしょうか?
物件価格が安くなるのには、なんらかの理由があるはずです。
そして安い理由というのが、リスクであることが非常に多いのです。
そのリスクのうちの一つが、空室のリスクです。
地方というのは地価が安いため、物件価格も安くなり、利回りは高くなります。
しかしここで問題なのが、表面利回りの計算方法において、年間収入は常に満室の状態を想定していることです。
実際に地方都市の多くは人口が減少傾向にあり、市街を離れたエリアでは空室率40%などということもありえます。
空室であれば当然家賃は入って来ませんので、実質利回りはガクンと下がってしまいます。
また、人口が少ない地方都市であればあるほど、一度空室が出てしまったときに、新たな入居者がつきにくいとも言われています。
高利回り物件に潜むリスクは、他にも多数あります。
不動産投資で失敗しないための近道は、リスクを知り、回避方法を知ることです。
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