2015.06.15

利回りの高い物件は注意が必要

皆様、こんにちは。
本日もシノケンハーモニーの不動産投資ブログをご覧いただきまして
ありがとうございます。

先日、お客様からこのようなご相談を頂きました。

「地方の中古のアパートで、とても利回りが高い物件を見つけたので、購入を検討しているのだけど、なにか注意点はある?」

確かに高利回りの物件というのは、一見大変魅力的です。

しかし実のところ、利回りが高い物件というのは、その分のリスクが潜んでいる可能性が高いのです。

そもそも不動産広告に記載されているのは、いわゆる表面利回りといわれるもので、満室を想定し計算したものです。

その計算の仕方は次の通りです。

年間の家賃収入÷物件価格=表面利回り

物件価格が安くなればなるほど、利回りは高くなります。

しかし、なぜ安いのでしょうか?

物件価格が安くなるのには、なんらかの理由があるはずです。

そして安い理由というのが、リスクであることが非常に多いのです。

そのリスクのうちの一つが、空室のリスクです。

地方というのは地価が安いため、物件価格も安くなり、利回りは高くなります。

しかしここで問題なのが、表面利回りの計算方法において、年間収入は常に満室の状態を想定していることです。

実際に地方都市の多くは人口が減少傾向にあり、市街を離れたエリアでは空室率40%などということもありえます。

空室であれば当然家賃は入って来ませんので、実質利回りはガクンと下がってしまいます。

また、人口が少ない地方都市であればあるほど、一度空室が出てしまったときに、新たな入居者がつきにくいとも言われています。

高利回り物件に潜むリスクは、他にも多数あります。

不動産投資で失敗しないための近道は、リスクを知り、回避方法を知ることです。

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