資産運用の副次的メリット
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つまりは、
資産による収益 > 所得の伸び
という衝撃的なメッセージですが、ピケティの言う、「資産収益(r)」とは、勤労所得以外の株や債券・不動産などの「資産」による収益を意味した言葉ですが、別の見方では、もちろん、自分自身も「資産(r)」である、という見方も可能です。
つまりは、これまでに自分自身が培ってきたキャリアの中でのノウハウ、人間関係、ナレッジ、知的資本など、全てがある意味でのあなたの「資産(r)」となります、ということです。
賢明な方であれば当然お気づきの通り、すぐに身につけられるもの、すぐに換金できる知識や技術、というものは普通は「資産」とは呼びません。
時間と共に築きあげられてきたもの、時間と共に身についてきたスキルなりノウハウなり、考え方であるからこそ、「価値」があり競争優位性があり、「資産」となるわけです。(他の人にはすぐに真似できない)
そしてもちろん、その過程には、「失敗」もあれば「成功」もある。
だからこそ、価値があるわけですね。
とはいえ、やはり、自分自身の勤労所得の中だけの世界観であると、その世界は広がりも奥行きもありません。
そこで、資産運用の出番、というわけです。
私が自分自身で色々と試行錯誤して思うことは、資産運用は、うまく行くときは当然それ自身が楽しいものでありますが、やはり、身銭を切って痛い思いをしながら学ぶことで、自分自身のファイナンシャルIQが自然と高まっていくということが、一番の副次的効果だな、と感じています。
そしてそれがまた、自分自身の価値(r)を高めることにもつながり、その結果として、自分自身の選択や行動から生まれていく「収益」もまた、増加させていくことができる。
我々が提唱している資産運用は、堅い運用の代わりに、いまいまで、すぐに収益になる、という性格のものでもないかもしれませんが、ある意味で、自分自身に対する教育費として考えて頂いた時に、本当に安いものであると思っています。
また、結局のところ、経済はインフレとデフレを交互に繰り返していきますので、インフレになった時は、このようなファイナンスシャルIQが、収益を有むために重要な鍵になってくるのです。
そのような意味でも、日頃から読書や自己投資をせず、ひたすら仕事の世界と遊びの世界の往復ではg型人間となってしまいます。
何事も考え方一つではありますが、資産運用や投資は恐い、と言っているだけでは、いずれそのツケを払うことになり、資産運用に復讐される時がくるでしょう。
資産運用が恐いのではなく、最も重要な自分自身の資産価値(r)自分自身の資産(r)が下落することが一番恐いことなのです。
そのためにも、まずは自分のできることから、そして一番リスクの低いものから、スタートされることを推奨します。
詳しくは、ぜひ私の個別相談会でお問い合わせください。