2015.03.03

不労所得の重要性

今、フランスの経済学者、トマ・ピケティの「21世紀の資本論」という本が話題になっています。

なぜこれほど話題になっているか?と言いますと、このトマ・ピケティが、膨大なデータを元に歴史を俯瞰して、「富を持つ人」と「富を持たない人」の格差を明らかにしたからです。

今回はこのピケティの資本論をテーマに、何回かにわたってブログをお届けしたい、と思います。

まずは、rとgの比較。

簡単に言えば、ピケティは、「所得の伸び(g)」と「資産の収益率(r)」を歴史的に比較しました。

すると、どんな時代にも、「所得の伸び(g)」よりも「資産の収益率(r)」の方が高い、ということを発見したのです。

つまりは、r>gということです。

2000年に流行ったロバート・キヨサキの著書「金持ち父さん 貧乏父さん」を、今度は経済学的な見地から裏づけする形になったような書籍です。

資産による所得>勤労所得

ということです。

よって、この分析が正しければ、そして実際、皆さん内心では納得していること思いますが
「資産」を持つ人と持たざる人の格差がどんどん増大することになる
ということですし、事実増大してるのです。

ここでまずは、このrとgについて、理解を深めるため、プレジデント社の『プレジデント』(2015年3月15日号)から少し引用してみます。

例えば、r型人間とg型人間の思考パターンの生活習慣の比較。

「稼ぎ方」については、
r型人間・・・運用する・経営する・不労所得も歓迎する
g型人間・・・労働する・不労所得は後ろめたい

「仕事」では、
r型人間・・・「売る仕組み」を考える・「成果」を出すのが目標・経営者を目指す
g型人間・・・「熱意と気合い」で売る・「残業代」で稼ぐのが目標・従業員で満足する

「その他」では、
r型人間・・・読書や勉強にお金を使う
g型人間・・・読書や勉強にお金を使わない

「収入」は
r型人間・・・「内容や質」で決まる
g型人間・・・「時間」で決まる

こうやって見てくれば、rとgの比較も、何となく見えてくるのではないでしょうか?

弊社の扱っている商品・サービス(世界的に価値のある立地・TOKYOに、小規模で投資をして物件を所有していく)は、皆様が今まで生きてきた勤労所得(g)の世界の中で築いてきた地位・社会的信用・実績にレバレッジをかけるものです。

gの世界からrの世界へ資産を形成するために必要なファーストステップ、と言えると思います。

勿論、そう簡単にすぐに収入になるものではありませんが、そもそもが、それが「勤労所得」の発想であり、働いた分、すぐにお金が欲しい、というのは、「従業員マインド」である「残業代のために仕事をする」のと同じ発想であると言えます。

経営者の発想とは、
① 投資に必要なものは借金をしてレバレッジをかける。
② まずはじめに「従業員」に支払い、最後に自分がもらう

という発想です。

単なる「勤労所得」で月に5000円でも1万円での稼ぎたい、ということであれば、休日にアルバイトをするなりすれば、すぐに目先の収入を稼ぐことはできます。

そうではなく、まず先に支払い、最後に大きな利益を得る、というのが「経営者」「投資家」(Bクワドラント・Iクワドラント)の発想です。

このあたりのことは、私の個別相談会で詳しくお伝えしています。