2014.11.27

リバースモーゲージ

みなさん、こんにちは。

突然ですが“リバースモーゲージ”をご存知でしょうか。

リバースモーゲージ(Reverse mortgage)とは、直訳すると逆抵当融資となります。

一般の住宅ローンとは逆の考え方となります。

どちらも持ち家を担保にしたローンとなりますが
リバースモーゲージは、一般的に年金のような形で融資を受け続け、死亡時に担保となっている持ち家を売却することで、一括して返済するというシステムとなります。

収入や現金は少ないが、持ち家という不動産を資産として持っている高齢者は多くいらっしゃいます。

一般的に高齢者になると借り入れ自体が難しくなりますが、生活資金を調達しようという場合に、自宅に住み続けながら融資を受けられるという点で、メリットがあります。

アメリカなどでは比較的普及している商品になります。

日本におけるリバースモーゲージは、1981年に東京都武蔵野市が導入したのが初めで、話題になりました。

いくつかの公的機関や民間金融機関が取り扱っており
昨年より大手メガバンクも参入してきています。

考え方によっては使いがっての良い商品ですが
下記のようなリスクがあることを抑えておく必要があります。

リバースモーゲージの3大リスク
①不動産価格の下落リスク
不動産価格が予想より下落してしまうことで、契約終了前に担保割れが生じるリスク
②金利上昇リスク
借入期間中に金利が予想より上昇してしまうことで、利息を含めた借入残高が増えて担保割れが生じるリスク
③長生きリスク
利用者が予想より長生きすることで、存命中に担保割れが生じてしまうリスク

仮に上記内容により担保割れが生じた場合は、ご自宅を早急に売り払わなければならない為
住む場所がなくなってしまいます。

そのようなリスクがありながらも少しずつ利用者が増えているということです。

それだけ高齢者の借り入れや生活状況は厳しいということなのでしょうか。

楽しく老後を暮らす為の有効利用ならまだしも、
生活資金をつくる為の利用者も今後は増えるのではないかと思います。

リバースモーゲージは年金不安の時代に合った素晴らしい商品だとは思いますが、
家を担保に入れることなく、安定的な収入を得られるのが一番の理想です。

当社がご案内するマンション経営は長期に渡って
安定的な収益を得られるようなシステムでご案内しております。

リバースモーゲージを使わざるを得ないというご状況ではなく
リバースモーゲージを使う必要がないというご状況を作る為に
早めに準備や対策を練ることが重要です。