2014.09.04

2020年は通過点

みなさんこんにちは。
本日もシノケンハーモニーの不動産投資ブログをご覧いただきまして
ありがとうございます。

今、東京が大きく変わろうとしております。

6年後に迫った2020年夏の東京五輪をテコに世界最先端の環境都市を構築、交通網を再整備し、金融や観光など様々な分野で世界から人を引き寄せる仕掛けを作り上げようとしております。

その中でも、ここ最近では交通網の再整備が際立って目立っております。

通称「マッカーサー道路」と呼ばれる都心の虎ノ門と新橋を結ぶ
環状2号線が今年の3月に開通致しました。

開通したのは地下を走る「築地虎ノ門トンネル」で、
約1年後には地上部分も「新虎通り」の愛称で整備が計画されているようで、
2020年の東京五輪までには競技場が林立する臨海エリアと
メーンスタジアムの新国立競技場を結ぶ「オリンピック道路」としての用途も期待されているようです。

また、平成元年の法改正で、道路の上下区間で建築物をつくる土地の利用法が認められ、
再開発を行うことが可能となり、その開通した道路の真上には
地上52階の都心の新しいランドマーク「虎ノ門ヒルズ」も6月に開業致しました。

そこには日本初進出の高級ホテル「アンダース」を誘致したほか
大規模な国際会議場を設置されているようです。

運営する森ビルの辻社長は
「世界からヒト・モノ・カネを集める」
と意気込んでいるのです。

森記念財団の都市戦略研究所が作成する
「世界の都市総合力ランキング」で「東京」
なんと、ロンドン、ニューヨーク、パリ、に続いて第4位となります。

政府は都心を大胆な規制緩和を実施する国家戦略特区に指定し、
並行して都は「国際金融センター構想」を掲げ、世界有数の金融都市を目指すとの事です。

また、成田空港と並ぶ「日本の玄関」となる羽田空港は国際線の発着枠を拡大し、
都心と空港を結ぶ交通網も充実する。

休止中の貨物線を活用するJR東日本の「羽田空港アクセス線」、
東急多摩川線と京急空港線をつなぐ「蒲蒲線」など様々な構想が実現に向け検討されております。

ただ、これも世界都市・東京にとって、
オリンピック開催の2020年は通過点にすぎないようです。

こうした、東京での様々な構想が実現化されていくにつれ、
それが不動産市況にどう影響していくのか非常に楽しみではないでしょうか。