2014.07.28

投資と経営の「原理原則」

よくビジネスの世界で、初心者の方が陥りやすい間違いの一つに、「いい商品さえ作れば売れる」、という考え方があります。

そのため、ビジネスで失敗する初心者の人の多くが、「商品」にこだわってしまうのです。

しかしながら、どれだけ「いい商品」であっても、それを告知して、市場に認知してもらい、最後に申し込んでいただく、という過程がなければ、存在しないのと同じなんですね。

ですから、本当はビジネスで一番重要なのは、マーケティングとセールス、というベタな「営業努力」の部分、と言われています。

そして、初心者の方は、ここがなかなか分からない方が多いようです。

翻って、不動産投資の世界でも同様に、「いい物件」さえ所有できれば、あとは勝手に黙っていても入居者がついてくれる、「いい物件」のオーナーになれさえすれば、あとは未来永劫「入居率98%を維持することができる」と考える方がいらっしゃいます。

でもこれは、前述の「ビジネスの原理原則」から考えれば、間違いだ、ということが分かりますよね。

また、とにかく「利回りの高い」物件を、安価で購入することさえできれば成功する、と考える人もいらっしゃるようです。
これも「投資の世界の原理原則」で考えば、非常に短絡的な考え方であり、危険な考え方である、ということが分かります。

「投資の世界の原理原則」は、基本的にはリスクとリターンは天秤のシーソーのような関係になっています。

つまり、ハイリターン(利回りが高い)なものはリスクが高く、リスクが低いものはそのかわり安定している、ということです。

つまり、「利回りが高いものが欲しい」という言葉は、言い換えれば「リスクが高いものが欲しい」と言うのと同じ、ということですね。

不動産投資とは、不動産「経営」でもあり、また「投資」でもありますので、「ビジネスの世界」の原理原則と、「投資の世界」の原理原則が同時に働きます。

ここが単なる債権などの投資とは異なるところです。

そして、初心者の方が、このような「原理原則」を無視して、インターネットで「お宝物件」を検索しようとし、失敗していく姿を私は沢山見てまいりました。

「いい物件さえ所有すればビジネスは成功する」
「利回りの高い物件を選びさえすれば不動産投資は成功する」

もし、このような考え方で不動産投資をスタートされようとお考えの方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度、弊社の個別コンサルティングをお受けになってください。

お客様が成功するための原理原則と、また原理原則を踏まえた弊社の「賃貸管理」と「物件管理」についての
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