2014.05.19

入居者が何を考えるのかを考える

皆さんこんにちは。
本日もシノケンハーモニーの不動産投資ブログをご覧いただきまして
ありがとうございます。

突然ですが私は完成したばかりの新築の匂いが好きです。
皆様の中には新築の匂いが分かる方もいらっしゃると思いますが
逆に中古の古臭い匂い(古びた民宿のような匂い)もご存知の方もいらっしゃると思います。

マンションはいつから中古マンションと呼ばれ、いつから違いが出てくるのでしょうか?

例えば新築も誰かが住めばその新築は中古と呼ばれます。

先日内覧した物件は築17年で、まさに中古マンションと呼ぶに相応しい物件でしたが、お部屋に入ると新築の匂いがしてきてビックリしました。

部屋の中はピカピカで、大袈裟ではなくホコリひとつ無いような物件でした。

先週室内をハウスクリーニングしたばかりとの事でしたが、ここまで綺麗だとは思わなかったので正直驚きました。

マンションは人が入れ替わる度に、お部屋にハウスクリーニングが入りますので、常に綺麗な状態で、新しい入居者を迎えるのです。

でも東京には通称「東京ルール」と呼ばれる、原状回復費用はオーナー様負担という傾向は強いので、オーナー様になられる方はこの辺りも不動産業者がどういうサポートをしてくれるのかを知っておくのがベストだと思います。
私はこの物件が立地も間取りも気に入っていたのですが、唯一難点がありました。
それはお風呂とトイレは別でしたが、お風呂場の中に丸い小さな洗面台があるだけで、独立洗面台がなく、
これだと歯ブラシを置く位しか出来ないのが残念でした。

いくら部屋が綺麗で立地も間取りも良くても、
設備面で独立洗面台が無いマンションでは入居者からは嫌われてしまいます。

私は思わず案内してくれている担当者の方に「何でこんなに綺麗なのに、独立洗面台を作らないんですか?勿体無くないですか?」
と聞きましたら、「なるほど」と思う回答が返ってきました。

その担当者の方いわく、
「お部屋はいくらでも綺麗にできますけど、独立洗面台に関しては、この物件の広さですと、作ってしまいますと、お部屋が5帖位になってしまうんで厳しいんです。」
と。

この理屈は成り立ってると思いました。
確かにその物件の広さが変えられない以上は、新たに洗面台を設置するのは不可能ということです。

つまり、今独立洗面台が無い物件は今後、晩婚化がさらに進む事や高齢者需要や女性需要が伸びてくる賃貸においては致命的と言えるのではないでしょうか?

よくよく見ると、最近売りに出されている中古のほとんどの間取りに独立洗面台が無いように思います。

皆さんがこれを読んでどう感じるかは自由ですが
投資は今の現状だけで考えるのではなく、未来を見据えて考える事が重要ですので、物件選びにはくれぐれもお気をつけ下さいませ。

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