「地震」のリスク
今回のブログは、不動産を所有するにあたり
切っても切れないリスク「地震」について書かれた記事のご紹介をします。
相模トラフで関東大震災並みの
M8級発生、5%に上昇
地震調査委、30年以内で
政府の地震調査委員会は25日、相模湾から房総湾にかけた「相模トラフ」沿いでの地震の発生確率を発表したというものです。
要約しますと、南関東の海側から来る関東大震災級の地震が30年以内で発生する確率が最大5%、M7級は70%あるという内容です。
「相模トラフ」耳にしたことはありますでしょうか。
具体的に何なのかご説明しますと、東京湾出口以南にあるプレートの境界です。
日本列島が乗る北米プレートの下に、海側からの「フィリピン海プレート」が沈み込み、更にその下へ相模湾から房総沖に位置する「太平洋プレート」が沈み込むという複雑な地形になります。
この境界のひずみで起こる地震は、南関東全域に影響を及ぼすとのではないかと言われています。
記事をご覧になって頂くと、確率などの数値が並んでいます。
過去の地震記録、地形、地質など多くのデータを活用して作成されたようです。
これはあくまで試算でしかないのですが、念には念を、といったことで今後は地方自治体による防災計画や、住宅等の耐震設計の見直しの際に活用される指標となり得るようです。
現在内閣府の防災に関するデータを公表されたものを見ますと、首都直下型に該当する地震のタイプという物があります
複数項目の中にこの「相模トラフ」の境界が当てはまります。
また、首都直下型ではないですが、確率の高い境界がまだ他にもあると皆さんご存知かと思います。
「南海トラフ」です。
「南海トラフ」をご説明しますと、九州から駿河湾にかけてプレートが複数接する境界です。
これは範囲が広い為、東海地震、東南海地震、南海地震とそれぞれ呼ばれ、その全てが同時の場合は「南海トラフ巨大地震」と、震源域毎に呼び名が変わります。
同団体が想定する「南海トラフ巨大地震」(M8~9級)の30年以内の発生確率は70%と相模トラフの5%より格段に高いようです。
確率は人により感じ方が異なると思いますが、5%は相対的に低い数字なのですが、ゼロではないので楽観視はできません。
こういった地震が来ると思えば不動産を持つといった事はリスクが高いのではないか、と思われる方も多いと思います。
しかし、最新の技術で組み上げられた物件であればそういった大規模地震も想定内での設計の為、充分耐える事ができるのです。
現に弊社もこれまでに震災や幾多の地震を経験しましたが、倒壊はもちろん半壊さえ一件もありません。
しっかりした物件であれば地震は怖くないのです。
この点に於いては中古物件との大きな差別化のひとつであると言えます。
投資用の物件で、ここまでのグレードを持たせる意味の重要性を知って下さい。
こういった地震のリスクに関しても、それらに付随する保険に関する事も含めてまだまだ知って頂ける事は数多くあります。
少しでもご関心頂けましたら是非弊社のセミナーなどにご参加ください。
リスクは予測ができていればカバーできるものは多いのです。
まずは知って頂けたら視野が広がるかもしれません。