実際、マンションは何年持つのか?
本日もシノケンハーモニーの不動産投資ブログをご覧いただきまして
ありがとうございます。
まだまだ寒い日が続いておりますが、お元気にお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。
くれぐれもお風邪など召されない様にお気を付け下さいませ。
ところで最近、私が興味を持っております
五輪開催に伴う公共投資についての記事がございましたが、
その中に公共施設の建て替え時期について書かれていました。
ただ今回、弊社にお問い合わせいただく皆様からは、
「マンションの寿命について」のご質問を多く頂きますので、
その点で参考になるお話をご紹介させて頂きます。
先ず公共投資についてですが、来年は東京五輪から50年になります。
その当時(50年前)に建築された高速道路や橋などは、耐用年数は約50年ということで、
前回つくられた施設は今後十数年で建て替え時期を迎えることになるといわれております。
また、最近では高齢化対策のバリアフリー化も課題になっておりますので、
五輪をきっかけに公共投資に火がつくかもしれないとも言われているようです。
それで「マンションの寿命について」はと言いますと、
60年、100年、200年、各団体によってさまざまな数字が示されているようですが、
実際のところマンションは何年持つのだろう。
という事を検証している記事がございましたので、紹介いたします。
その内容になりますが、
鉄筋(鉄骨)とコンクリートで建物を支える構造のマンションで
その耐用年数を左右するのが、コンクリートの状態であるとのことです。
通常、鉄筋は空気に触れると酸化して錆びますので、
それをアルカリ性のコンクリートで覆い防いでいるわけですが、
時間の経過と共にコンクリートが空気中の二酸化炭素と反応し、
表面から中性化していくことになるようです。
そうして保護機能が弱まり、中性化が内部に達すると、
鉄筋が錆び建物全体の体力低下を引き起こすことになってくるとありました。
「ひび割れ」の有無も、寿命に直結するといわれております。
ひびから入り込んだ水が浸み込んだ場合、鉄筋はたちまち錆びて膨張してきます。
その結果、ひびが更に拡大し、
やがて表面のコンクリートがはがれ落ちる事態も招いてきます。
マンションを長く持たせるなら、
当然これらの劣化事象に対処しなければならないということになります。
また、建物の耐用年数を決める要素にはもう一つ、
給排水管や電機関連などの共用部の設備があります。
いくら箱の状態が良好でも、中身が劣化すれば建物自体の寿命は縮んでしまうため、
これらの更新も必要となってきます。
「行き届いた品質管理のもとで施工されたマンションについて、
居住者が「長く持たせよう」と意志を共有し維持管理していくこと。
こうした条件がそろえは、70年は持つとみていいのでは」
と研究者の解説もございました。
皆様がお考えになられていたイメージと比べられていかがでしたでしょうか。
予想より長かった、短かったなどいろいろとあるかとは思います。
ちなみに、私が見識者からお聞きしました内容ですと
近代日本の建築物は、世界的に見ても大変強固な構造となっており
100年は持つと言われていたかと思います。
この様な箇所についても、もう少し詳細なお話を聞かれてみたい方、
また判断する際のポイントを知りたい方は、
是非お気軽に弊社までお問い合わせ頂ければと思います。
それでは、セミナー開催や個別相談会にてお待ちしております。