2014.02.10

損を嫌うから損をする

1月7日付の日経新聞に
「損を嫌うから損をする 資産運用の悪癖を知ろう」
という記事がありました。

簡単に言えば、行動経済学の実験によれば、『人は損をすることをとても嫌う』心理をもっており
『人が損失を受けることで感じる心の痛みは、利益の喜びの2倍以上』だそうです。

そして『人は利益が出ている時は確実性を好み、損失が出ている時は賭けに出たがる傾向がある』
(以下『』は日経新聞より引用)

また、選択肢が多い場合、人は「何も選ばない」という選択をする傾向があるそうです。
『その結果として、金融機関に都合の良い高コストの商品を購入したり、投資機会を逃してしまい、損をする』、と。

すると、

『こうした心のわなにはまってしまうと、リスクをとって投資で長期的に資産を増やそうという
発想自体、失ってしまう人も多い。
そもそも人は目先の利益を優先する本能がある。
老後資金を形成することが必要と分かっていても、目の前の消費を優先しがちだ。』

しかし、『この心のわなにはまった人に強くアピールする金融商品もある』。

そこで推奨されているのは、分配金を毎月支払うタイプの投信、です。

これは、目先の定期的な収入(分配金)を優先し、投資で重視すべき分配金の
再投資による福利効果を放棄することで安定的に資産を形成する方法です。
(分配金を受け取るたびに税が源泉徴収される投信の設計は、冷静に考えれば不合理)

また、『どうしたら投資の失敗を避けられるか?』という部分では、
『心に偏りが出ない投資手法を選ぶこと』が挙げられています。

その方法としては、積立による国際分散投資です。

なぜでしょうか?

それは、

・毎月一定額を購入するので、購入数は価格が下がった時ほど多く、上がった時ほど少なくなる。

・一度始めれば売り時や買い時に悩むこともなく、後悔を恐れたり、目先の利益を優先したりする心の罠からも解放される。

・積立投資は万能ではないが、「人がやりたがらないことを機械的にできる」という点で有効な方法

ということが理由です。

実はこれを読んだ時、何かマンション経営につながるものを感じました。

マンション経営は長期の視点で、定期収入形成を目指す運用手法です。

そして、毎月一定金額を貯金感覚で支払っていき、金利が下がれば元金を多く支払い、金利が上がれば元金を少なく払う。

心の罠に囚われず、一時の損得感情に流されない投資手法を選択することができる。

その結果、安定的な精神状態での資産形成が可能。

このような、「失敗をしたくない」「損をしたくない」投資手法をお探しの方は、是非お試しください。