住宅ローンを活用する際に、「物価」について考える
不動産を購入するときに考えること
本日もシノケンハーモニーの不動産投資ブログをご覧いただきまして
ありがとうございます。
12月に入り街ではやっとコート姿が多くなってまいりましたね。
まだまだ寒暖の差がありますし、マスクをしている人も見かけられます。
手洗いうがいなどの予防の重要度が高まってきています。
さて、今回は
【住宅ローンを活用する際に、「物価」について考える】です。
人が行動するには、必ずといって良いほど、その人の心を動かす何らかの理由があります。
要するに何も考えなければ、行動は伴わない、ということです。
最近の「マイホームを買いたい」「不動産投資をしよう」と考える人の最大の関心事は
「消費税が上がる前が得か?」という、購入時期の問題ではないでしょうか。
不動産の取得は、人生最大の買い物です。総額も大きいだけに
少しでも有利に、という気持ちはとてもよくわかります。
しかし、それだけで購入を決断しても本当に良いのでしょうか?!
まず、気になるのが、人生最大の買い物を、不安定な政権がカギを握る政策という
外部要因だけで決めて良いのかという点です。
長期にわたり毎月返済を続けていく住宅ローンでは
無理のない返済計画を立てられる状況にある家計かという、自身の問題が最も重要です。
金融機関から借りられる額と、実際に家計のなかで
無理なく返済できる額は違うことを改めて認識する必要があります。
投資用不動産で考えれば、賃貸プランの選択も非常に重要です。
目先の収支に固執せず、中長期の視点でリスクヘッジが叶うか否かに注視してくだい。
そしてもう1つ、住宅ローンを組むにあたり、見過ごされがちな視点があります。
それは物価の動向です。
住宅ローンが借金であることは誰でも知っていると思います。
しかし、この先の金利見通しなどには、関心を持って調べている人が多いですが
これから数十年に渡る融資を決断をするにあたって、物価の動向を気にする声はほとんど聞こえてきません。
最近は、マーケットリーダーの方のみならず、政府や日本銀行の物価上昇目標によって徐々に考慮され始めてはおりますが
なぜ、住宅ローンを組む際に、物価の動向を意識する必要があるのでしょうか。
物価が下がればお金の価値が上がるため、デフレ局面では
預貯金を持っている人は、実質的な価値が増すことになっていました。
しかし、住宅ローンを抱える人には、住宅ローンの返済額が名目値で固定されるため
物価の下落によって実質的なローン負担を高めてしまう側面もあります。
物価が上昇局面にあってはその反対と捉えられます。
さすがに、現段階において、これ以上、日本の物価が下がり続けると考える人は少数派かもしれません。
ただ、今までのようなマイルドなデフレが続けば、実質的なローン負担が高まる可能性があります。
これから住宅ローンを考えるときは、実質的な影響を考慮するべき
デフレがまだ続くのかについては
名立たる専門家の間でも意見の分かれるところではありますが
1年前の政権交代以降からは様子がかわってきております。
物価の先行きについても、物価の上昇と経済発展には密接な関わりがあることから
日本銀行が2年で2%という物価上昇目標を示したのも
デフレ脱却を最優先とし停滞していた経済の改善を試みてのことではないでしょうか。
一時的には、穀物や資源価格などの高騰による
コスト・プッシュ・インフレが起こる可能性も否定はでませんが
いわゆる需要に後押しされたディマンド・プル・インフレで想像するような
収入の増加を目指しての戦略だと考えられています。
物価の先行きに対する判断は分かれるかもしれませんが
世界的な緩和により、多額のマネーがだぶついている中で
これからの住宅ローンを考えるときの着眼点があります。
それは、名目と実質をしっかり見極めること!
私たちは、日常生活のなかでは、つい目に見える名目値だけで考えがちだが
住宅ローンのように長期に及ぶものほど、実質的な影響を考慮するべきではないでしょうか。
個人の頑張りとは別のところで、時代背景に振り回されないためにも
実質的な影響を理解しておきたいもにです。
今年、中高年以上の方の不動産購入が多く見受けられております。
人生のキャリアの中で物価の上昇も下落も、水も甘いも経験されてきた
世代の方達の動向にも、物価の先の姿が反映されているように思えます。
現在の不動産市況はどういった状況下にあるのか。
今後の物価の動向は。
中長期に渡る安心できる賃貸プランは。
その他、様々な不動産を検討するにあたっての疑問点。
ご不明な点などがありましたら、お気軽にシノケンハーモニーまで、お問い合わせ下さい。
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不動産購入の検討の一助としいいただけますと幸いです。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。