10月から変わる私達の生活
本日もシノケンハーモニーの不動産投資ブログをご覧いただきまして
ありがとうございます。
10月に入りめっきり秋めいてまいりまして
虫のおりなす音色に耳を傾け、窓を開けて就寝し
冷え込みすぎて風邪をひかれる方が多くなっている様です。
みなさんは、いかがお過ごしでしょうか。
さて、今回のテーマは
『10月から変わる私達の生活』
です。
10月から私たちを取りまく環境に変化が訪れています。
直接的に影響のある点としては、
① 暮らし・家計
② 規制
③ 年金・雇用
が上げられます。
我が国の財政状況は他の先進国と比較しても、その負債額は群を抜いております。
昨年末の政権交代以降、早くも1年が経過しようとしておりますが
政府・日本銀行の目的とした物価上昇目標も徐々に結果が表れてきており
超円高是正・円安傾向を受け物価の上昇傾向が鮮明となってきております。
解決策が先送りされ続けてきた財政赤字。
物価高・負担増を避けることができない、変化の一部をまとめてみました。
① 暮らし・家計
・明治、森永乳業、雪印メグミルクが牛乳を1~4%前後値上げ。
・清酒大手各社が値上げ。最大手の白鶴酒造、日本盛等が約2~7%値上げ。
・輸入小麦、平均4.1%値上げ。
・損害保険大手3社が自動車保険料を平均で1%台の値上げ。
・旅行大手各社、海外パック旅行を3~10%程度の値上げ。
・小額投資の配当などが非課税となる「NISA」の口座開設手続きが開始
押し寄せる値上げの波ですが、私達が生きる上で重要な食品での相次ぐ値上げとなっております。
それぞれ数%となっておりますが
各種の相次ぐ値上げとなれば、家計に与える影響が懸念されます。
また、小麦については今回の値上げでは4%程の値上げとなっておりますが
前回は10%程度の値上げとなっており
小麦を材料とするパンやパスタ等への価格転換も今後考えられます。
② 規制
・消費税転換対策特別措置法が施行。税抜き表示が可能となります。
・「消費税還元セール」などの安売りの宣伝も禁止となります。
過去の消費税率アップの際にも外税・内税の変化はありましたが
現在、税込表示のみとなっている価格表示が税抜表示が可能となることから
消費者の立場では注意が必要となりそうです。
③ 年金・雇用
・最低賃金を都道府県ごとに順次引き上げ。全国平均で15円、高い時給764円。
・厚生年金の保険料を10月給与分から0.354%引き上げ。労使折半で17.12%
基礎年金の満額受給者は666円減の月6万4875円になります。
・児童扶養手当の支給額が0.7%引き下げに。
全額受給者は290円減の4万4875円になります。
現在、総務省の家計調査によると
「世帯主60歳以上の世帯で月間に支出している金額」は、約27万円です。
今回の変更により保険料は引き上げ、受給は減額となっており
将来に向けた自助努力の必要性が今以上に高まりました。
資産を形成する工程についても物価高や保険料率の上昇などにより
お手元の余剰資金が圧迫される傾向となっており
資金の捻出が厳しくなっていく事が考えられます。
一日も早く、物価上昇に見合った働き手の収入アップを実感できる日を望みたいところです!
今回は、10月からの変化の一部を取り上げましたが
今後も消費増税・相続税の控除縮小などが待ち受けております。
みなさんの各ご家庭や各個人での負担などがどの程度増えているのか
また、将来へ向けた備えはどれ位必要なのか、把握する良い機会かもしれませんね。