2013.09.13

オリンピック開催でますます価値が上がる「東京」

不動産投資の市況注目エリア

2020年の五輪目標は、日本人の気持ちのインフレに繋がる

こんにちは。

9月に入っても相変わらず残暑厳しい毎日ですが、
先日、非常に明るいニュースが日本に飛び込んできましたね!

日本時間の9月8日(日)、ブエノスアイレスにて最終投票が行われ、
2020年夏、東京でのオリンピック開催が正式に決定いたしました!!

9日は休日だったこともあり、早朝から、テレビの前で歓声を上げた方も多いのではないでしょうか。

1964年東京五輪の為に建設された駒沢公園には、五輪招致決定の瞬間を共有しようと、
8日早朝から数百人の人々が集まり、発表の瞬間は歓喜に包まれていました。

東日本大震災の影響として、汚染水問題が懸念されたこともありましたが、
東京での開催には安全面でも全く問題はないことが分かりました。

安倍首相はじめ、日本の五輪招致団のプレゼンはIOC会員の心を打ったようで、
安心して大会を任せられる東京の信頼性と、安定した財政力が開催都市決定の決め手となったようです。

安倍首相は、経済改革であるアベノミクスにおいて、

■「大胆な金融政策」
■「機動的な財政政策」
■「民間投資を喚起する成長戦略」

という『3本の矢』を定めてきましたが、
ここに来て、夏季五輪の東京開催は、経済・成長という観点から見ても『第4の矢』の効果があり
「世界の期待に応えていきたい」と首相自ら強く述べています。

消費税問題も、これで2014年の増税に踏み切りやすくなったのではないでしょうか。

東京開催となれば、そこから開催までの期間だけでも
全国の経済波及効果は2兆9609億円、と発表されています。

今回、猪瀬都知事が、
「物価上昇率もそうだが、日本人の気持ちがデフレになっている。
2020年の五輪目標は、日本人の気持ちのインフレに繋がる。」

とおっしゃっていたことが、とても印象的でした。

失われた20年と言われた日本経済の中、日本人全体の気持ちにも閉塞感があったように感じますが、
五輪招致が実現したことで、私たち国民も一丸となり頑張ろう、という意識が高まったように感じます。

世界が注目する「TOKYO」

話は少し変わりますが、
不動産業界や経済界で注目されている指標の中で、
『世界の都市総合力ランキング』(森記念財団)を皆様ご存知でしょうか。

このランキングは、世界を代表する主要40都市を選定し、
「経済」「研究・開発」「文化・交流」「居住」「環境」「交通・アクセス」という主要6分野について、70の指標に基づいて評価し、点数化してランキングにしたものです。

調査開始以来、6分野の総合力1位は毎年ニューヨークが独占していましたが、
直近の2012年の調査で、ニューヨークはとうとう、1位の座を譲り渡しました。

その、ニューヨークを押し破り1位へ躍進した都市こそが、
2012年のオリンピック開催国であるロンドンでした。

ロンドンは五輪開催に向け、国や市をあげて国際会議や五輪関連のプレイベント開催に取り組んだことや
それに合わせて宿泊施設の整備や海外旅行者の誘致を行ったことが
都市力向上に繋がった、という結果が出ております。

では、東京はというと、2012年度は総合力では4位という結果でしたが、
6分野のうち、「経済」「環境」は、世界第1位でした。

それにも関わらず、総合ランキングが4位となったのは、
「文化・交流」分野で大きくポイントを下げてしまったからです。

しかし、今回の五輪招致実現、そして今後は2020年の開催に向けて、
日本は「クールジャパン」として独自の文化を強く海外に打ち出しましたし、
国際的な交流についても、ますます活発になっていくことでしょう。

ロンドンと同様、オリンピック招致をきっかけに東京が念願の1位に躍進することも、十分に考えられるのではないでしょうか。

49年前、東京で初めてオリンピックが開催された際は、
東海道新幹線の開通やカラーテレビの普及、建設需要の急激な高まり等から好景気となり、
「オリンピック景気」として今も語り継がれています。

世界的に見ても総合力の高い都市である東京は、
今後、世界が注目する「TOKYO」として、更なる飛躍を遂げることでしょう。

東京の都市部においては、現在既に用地取得が困難になっており、
新たなマンション建設用地を確保することが難しくなっている現状です。

不動産投資では、都市力が高く、需要が落ち込みにくいエリアに所有することが、成功への近道です。

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ぜひご活用下さい。