オーナー様のリスクとなる≪リフォーム費用≫
リスクと事例不動産投資のノウハウ敷金をめぐるトラブル
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!
久しぶりにお会いしたお客様にビックリされるくらい太ってしまいました。
もうすぐで夏を迎えるので、暑苦しいと思われないように痩せねば!!
良いダイエット方法があれば教えてください(笑)
今回は不動産投資をご検討されている方の意外な盲点
「賃貸住宅紛争防止条例(東京ルール)」について書きたいと思います。
まず始めに【敷金】のお話から。
敷金とは…入居者の退去時、家賃滞納があった場合のその費用や
故意・過失による損傷などに備えて貸主(大家さん)に預ける金銭とされています。
入居者の入退去に伴うリフォーム費用(原状回復費用)についても【敷金】にて精算するのが風習化しましたが
その敷金をめぐって多くのトラブルが発生しました。
問題とされたのが、リフォーム費用について、入居者と大家さんの費用負担の曖昧さです。
入居者は退去時に「敷金精算書」という書面をもらい
リフォーム内容の内訳と金額を確認しますが、素人にはさっぱりわかりません。
リフォーム費用負担のリスク
「クロス張替え ○○円」
と書かれ、本当に張り替える必要があるのか、その金額は妥当なのかもわからないまま
知らないうちに当たり前のように敷金から精算されてしまうというのが通例でした。
その曖昧な敷金精算を不当だと感じた入居者が大家さん相手に裁判をおこしたり
また、国の相談センターへ敷金精算に関する相談件数が増えたことがきっかけとなり
この条例が平成16年に施行されたそうです。
賃貸住宅紛争防止条例の最大の特徴としては
入居者の負担項目と、大家さんの負担項目を明確に分けたということです。
実際は細かい項目で分けられていますが、簡単にいうと
「通常使用での傷みの補修費は大家さん負担」
⇒ 誰が住んだとしても傷むと考えられるもの
「故意・過失による傷みの補修費は入居者負担」
⇒ あきらかに入居者の故意・過失だと思われるもの
要するに、通常のリフォーム費用は大家さんが負担するという意味です。
これは不動産投資をやられる方には重要なお話です!
なぜなら、リフォーム費用は運用中の突発的で想定外の出費となってしまうからです。
入退去は入居者の事情によるものなので
もちろん大家さんがコントロールすることは出来ません。
入退去の回数が多くなればなるほど、出費も増えていくということになります。
様々なリスクを知り、対策をすることが重要
大家さんより入居者の立場の方が強まってきていることを表しているものだと感じます。
不動産投資は長い目でみる投資です。
例えば、今回のリフォーム費用のお話についても
1回だけの負担ならともかく、回数が重なれば大きなリスクにつながります。
当社では運用に関わるリスクについては資料を使い皆様に解説させていただいております。
少しでもご検討されているのであれば、メリットだけではなく
このようなリスクについてもお知りになっていただくことを強くオススメします。