公的年金のサポート力は弱まるのに、老後資金に楽観的な日本人
リスクと事例人生100年時代本日もシノケンハーモニーの不動産投資ニュースコラムを
ご覧いただきまして、ありがとうございます。
気になる記事がございましたので、ご紹介させて頂きます。
以下「日経新聞」より一部抜粋となります。
老後資金に最も楽観的な国
2019年に米国、英国、ドイツ、カナダ、香港そして日本の6カ国・地域で退職準備に関する調査を行い、その分析結果をまとめた。
気付きは多いが、最も気になったのは高齢化率が世界一の日本の勤労者が、不十分な理解から退職準備にかなり楽観的になっている姿だ。
日本では2232人の有効回答を得て退職に向けた準備状況を客観的に評価する「フィデリティ退職準備スコア」を開発、その水準で「警戒」「要注意」「あと一歩」「計画通り」の4つに分類した。
あわせて退職準備への自己評価についても、4分類に該当する選択肢を用意して聞いた。
この客観的評価と自己評価のクロス分析に注目してもらいたい。
客観的な評価スコアで「警戒」に区分された人のうち59%が、自分では「あと一歩」または「計画通り」だとみていた。
逆に「計画通り」に準備できていると自己評価している人のうち55%が実際にはそうでなかった。
ギャップはどこからくるのか。
「退職後の必要資金額がわかっている」かを問う質問に「いいえ」と回答した人は日本が52%。
調査対象の国・地域で最も高かった。
次は英国の51%、米国は44%、香港は23%だ。
相対的に社会保障・公的年金が厚い点が日英に共通している。
それが退職後の資金について理解しようとするインセンティブを抑えているとしたら、問題は深刻だ。
今後は高齢化が一段と進むため、これまで以上に社会保障や公的年金のサポート力は弱まるだろう。
退職後の生活に必要な資金は増えると想像がつくだけに、若年層がそれを考えないでいるとしたら懸念は広がる。
日経新聞より
いかがでしたでしょうか。
こちらの記事を見ると、他の国に比べて
日本は老後資金について、楽観的に捉えているということがわかりますね。
ここで日本の平均寿命を見てみると、2017年に厚生労働省の発表したデータでは
女性が87.1歳、男性が80.9歳となり、年々過去最高を更新しており
確かに平均寿命は長くなっています。
世界的に見ても、男女とも日本は、香港についで
なんと世界第2位の長寿国にもなっております。
さらに厚生労働省は、今後女性の49%、約2人に1人が
90歳まで生存すると発表しています。
同様に男性についても、4人に1人は、90歳まで生きると言われています。
この様に長寿化が進んでいるのに、楽観的に老後の生活を考えられてしまっている方は
多いのではないでしょうか。
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