2020.04.28

リバースモーゲージのマンション修繕版

不動産投資の市況
皆様、こんにちは。

いつもシノケンハーモニーの不動産投資ニュースコラムをご覧いただきまして
ありがとうございます。

今回、マンションの修繕積立金の融資についての記事がございましたので
紹介させて頂きます。

マンション修繕積立金、自宅担保に融資 住宅機構、老朽化備え

老朽化が進むマンションの修繕を金融支援する仕組みができる。

住宅金融支援機構はマンション所有者が自宅を担保に修繕積立金を借りられるローンを2020年度中に投入する。

大規模修繕の費用を民間金融機関と協調融資することも検討する。

今後、一段と深刻な問題になりかねない住宅資産の劣化を資金面から防ぐ仕組みを官民で築く。

機構は毎月の修繕積立金を将来分もまとめて貸し出す。

一般に修繕積立金は月1万~2万円程度かかる。

借り手は利息の支払いだけで済み、負担が軽くなる。

元金は死亡後に自宅の売却で返済。

高齢者が自宅を担保に生活資金を借り、死後に物件を引き渡すリバースモーゲージのマンション修繕版と呼べる仕組みだ。

管理会社は修繕積立金を事前に確保でき、滞納の心配がなくなる。

積立金の値上げなど住民負担が増えるタイミングで活用すれば意見集約がしやすくなるメリットもあるとみられる。

日本経済新聞 2020/4/27(月)朝刊 より一部抜粋

皆様、いかかでしたでしょうか。

現在、築年数が経過したマンションを中心に修繕積立金不足が深刻化しており
社会問題視されるようになってきております。

今回、住宅金融支援機構が、修繕積立金が不足しているマンションを対象に
自宅を担保に修繕積立金を借りられるローンを投入し
今後、一段と深刻な問題になりかねない住宅資産の劣化を資金面から防ぐ仕組みを築くようです。

この融資を利用された場合は、借り手は利息の支払いだけで済み
負担が軽くなりますが、元金は死亡後に自宅の売却で返済する仕組みとなります。

今回検討されているのは、自宅(住まい)としての不動産が対象となりますが
投資用マンションにおいても、修繕積立金が不足しているマンションはかなりの数ありますので
今後は、投資用マンションにも適用になる可能性も出てくる事も予想されます。

もし、投資用マンションでもこの融資を利用できたとしても
毎月の修繕積立金の支払いは利息の支払いだけで負担は軽くなりますが
元金は売却で返済する仕組みとなりますので
将来無借金のマンションとなってもマンションを担保に融資を受けているため
自分の判断で売却して現金化したり、相続でご子息の方に残せなくなってしまい
マンション経営の資産形成や相続など、メリットが半減してしまう可能性があります。

また、今回の融資が今後、適用にならなかった場合も修繕積立金が不足しているマンションは
満足に修繕やメンテナンスをする事が出来ず
空室や家賃下落リスクが高まる可能性があります。

実際、現在市場に出ている投資用マンションにおいても
修繕積立金不足は深刻化しており、スラム化しているマンションは少なくありません。

以上の事から、いくら価格が安く利回りが高い物件でも
修繕積立金が潤沢に貯まっていないマンションを購入してしまった場合は
所有している間の苦労が絶えず、散々なマンション経営となってしまう可能性が高いのです。

そうならないように、目先の利益に飛びつかず
事前にしっかりと調べたうえで長期的にみて安心して運用できる物件を選ぶ必要があります。

弊社では、オンライン上のウェブ面談を通じて
最新の不動産マーケット情報など皆さまのお役に立てる情報を無料でご提供させて頂いております。

修繕積立金以外にも物件を選ぶ際は様々な注意点がございますので
物件を選別する上での重要ポイントについても詳しくお伝えさせて頂いております。

パソコンやスマートフォンなどのネット環境があれば、事前の登録等は不要で
ご自宅に居ながら、ご都合がよい日時にてお気軽にご利用できますので
ご興味・ご関心がありましたら、この機会に是非ご活用くださいませ。

皆様からのご連絡お待ちしております。