再開発マンション 「勝ち組」1位は新橋
本日もシノケンハーモニーの不動産投資ニュースコラムをご覧頂きましてありがとうございます。
「物の価値」は時間の経過とともに下がっていく。
というのはある程度、一般的な共通認識ではないでしょうか。
しかしすべての「物」がそれに当てはまるわけではありません。
例えば「アンティーク」と呼ばれるような古美術品は
当時の価値から換算すると、何千倍、何万倍といった価値に跳ね上がっていたり
有名ブランドの商品、時計、車といった「物」たちも
その希少性やブランド力から、新築価格よりも
中古価格の方が遥かに高いといった現象が度々起こります。
それでは「マンション」という「もの」はどうでしょうか。
時間の経過とともにその価値はどうなっていくのでしょうか。
まずは日経新聞にて興味深い記事を見つけましたので、ご紹介致します。
不動産調査会社マーキュリー(東京・新宿)が首都圏再開発マンションの中古流通価格を調べたところ、新築分譲時との騰落率が最も高かったのは東京・新橋のマンションだった。
新築時の2倍以上に値上がりした。騰落率上位をみると「勝ち組の購入者は景気悪化時や条件不利地であっても先行投資で購入を決断している」(同社)。
調査対象は首都圏で2004年以降に分譲された大規模再開発マンション164物件だ。
首都圏では新築マンション価格が上昇局面にあり、直近で中古流通のあった142物件で騰落率がプラスなのは127物件と9割に及んだ。
騰落率が113%と最も高かったのが東京都港区の「新橋プラザビルコアレジデンス」だった。
新橋虎ノ門地区市街地再開発事業の一環で10年に分譲され、当時は08年のリーマン・ショック後の不況のあおりで不動産価格が低迷していた。
直近では都心の立地が再評価されており、騰落率が高まった。
騰落率が112%と2位だった「ナビューレ横浜タワーレジデンス」は横浜市のみなとみらい地区にある。
分譲は05年と周辺開発が現在ほどには進んでいなかった。
3位の「豊洲シエルタワー」(東京・江東)の騰落率は95%だった。
2019年8月17日 日経新聞日刊
如何でしたでしょうか。
近年東京の至る所で行われている再開発
その一環で建設された、いわゆる「再開発マンション」の価値は
時間の経過とともに、実は上がっていたのです。
これは何故でしょうか。
近年新築マンションの耐久性は大きく上がり
その劣化スピードは非常に鈍化しているとはいえ
「建物」は時間の経過とともに、その価値を少しずつ落としていきます。
しかし「マンション」という「物」には付加価値が一つ付いております。
それは「土地」です。
マンションとは「土地付区分所有建物」と言われるように
その部屋一部屋のみならず、その持ち分割合に応じた土地も所有することになります。
土地の価格と建物の価格によって、そのマンションの価格、価値が決まるのです。
ということは当然、土地の価値が上がればそのマンションの価値も上がるということなのです。
特にこの土地の価値=地価の上昇と大いに結びついているのが「再開発」なのです。
再開発によって人口が増え、その地域が活性化すれば
その地域一帯の土地の需要が高まり、価値が上がるという簡単な仕組みです。
この視点は不動産投資を検討するに際し
実は非常に重要なポイントになってきます。
皆様も資産価値が下がるマンションよりも
資産価値が上がる、あるいは維持できるマンションの方が
投資先として魅力的に感じられないでしょうか。
では一体今後注目の地域とはいったいどこなのでしょうか。
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