「企業年金」「株」「債券」離れが進む
本日もシノケンハーモニーの不動産投資ブログをごらんいただきまして
ありがとうございます。
本日は6月27日 (水) の日本経済新聞の記事から
下記の記事をご紹介させて頂きます。
※日本経済新聞 2018(平成30) 6月27日 (水) 日刊より一部抜粋
企業年金の資産運用で株式と債券の比率が低下している。
JPモルガン・アセット・マネジメントが実施した2018年の企業年金調査によると運用の目安とする平均予定利率は3年連続で低下し2.3%になった。
マイナス金利で国内債券による運用が難しくなり、予定利率の低下につながっているようだ。
債券と比べて相対的に高い利回りを期待できる不動産関連に資金を振り向けている。
国内外の株式は合計で20.9%とわずかながら減った。
株式相場は国内外で堅調な値動きになっているが、積極的にリスクを取りにいく動きが乏しくなっている。
代わりに増えているのが債券や株式以外に投資するオルタナティブ(代替)投資だ。
09年には5%未満だったが、今年は17.1%と3倍以上に増えた。
特に需要が高まっているのが私募不動産投資信託(REIT)やインフラ関連への投資だ。
これらの資産は債券に比べて利回りが高く、株式に比べれば運用期間中の価格変動が小さい。
キユーピーは年金資産の運用方針を見直し、私募REITなどを中心とする資産の比率を、現在の10%程度から3年ほどかけて15%程度まで高める方針だ。
調査では59%の年金が今後オルタナティブ投資を増やすと回答した。
人気なのが「インフラ投資」(8.3%)や実物不動産(7.5%)、私募REIT(5.8%)だ。
このペースで投資が増えていけば、今後数年でオルタナティブ投資が国内外の債券や株式の比率を上回る可能性がある。
いかがでしたでしょうか?
マイナス金利の影響で国内債券での運用が難しく、予定利率の低下につながっており
債券よりも利率の高いものでの運用に重きをおいているようで
現在は特にオルタナティブ投資の比率が高くなっています。
オルタナティブ投資とは、不動産やコモディティ(現物や先物)、未公開株式、買収ファンド、ヘッジファンド、デリバティブ(金融派生商品)、証券化商品等が対象となる投資の事です。
この中で特に需要が高まっているのがREITやインフラ関連への投資だそうです。
キューピーのように企業年金の運用として
不動産を組み込んでいる企業は増えてきています。
その背景には、オルタナティブ投資は債券に比べると利回りが高いことと
株式より運用期間中の価格変動が小さいので
価格変動リスクを抑えることが可能である事があげられるようです。
しかし、オルタナティブ投資は株式などに比べて流動性が低い為
機動的な売買が難しい可能性はあるようです。
どのような投資にも
メリットもあればリスクもありますので
リスクを最小限におさえて、メリットを最大限にうけることが重要となります。
これは個人の方が行う投資でも
同じことがいえるのではないでしょうか?
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