2018.06.26

浮上する「70歳定年制」 人手不足に対応

皆様こんにちは。

本日もシノケンハーモニーの不動産投資ブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

気になる記事がございましたので、ご紹介させて頂きます。

以下6月16日 日経新聞より一部抜粋となります。

浮上する「70歳定年制」
高齢者活用、骨太方針に布石 人手不足に対応、制度作りは難題

政府は15日の臨時閣議で、2018年の経済財政運営の基本方針(骨太の方針)や成長戦略を決めた。

焦点となったのが人手不足への対応策だ。
外国人労働者の受け入れ拡大とともに、もう一つ目を付けたのが65歳を超えても健康な高齢者。
働く意欲をそぐ年金の仕組みを見直し、長く働く人を増やして人手不足を補う。
骨太に打たれた高齢者活用の布石を読むと、「70歳定年制」が視野に入る。

今の安倍政権が12年末に発足してから6回目となった今回の骨太の方針。
首相の意向として1つの文言が盛り込まれた。
「65歳以上を一律に高齢者と見るのは、もはや現実的ではない」

潜在的な労働力

景気回復が6年目に入り、日本経済は人手不足という構造問題が浮き彫りになった。
生産年齢人口と呼ばれる15~64歳は17年に7604万人と、13年に比べて335万人減った。

一方で65歳の平均余命が男性は19.55年、女性は24.38年もある。
「退職してから20年近く年金をもらう構図では、現状の社会保障制度は成り立たない」(BNPパリバ証券の河野龍太郎氏)

いかがでしたでしょうか。

ご紹介いたしました記事では「70歳定年制」が視野に入るとのことで
着実に長寿化に向けての対策が行われているのではないかと思われます。

最近よく「人生100年」とTVや新聞、雑誌などでも多く取り上げられていますが
平均寿命を見てみると、10年前の2008年は女性が85.9歳男性が79.1歳でしたが
2017年に厚生労働省の発表したデータでは
女性が87.1歳、男性が80.9歳となり、確かに平均寿命は長くなっています。

しかし、この「平均寿命」という言葉に、実は大きな落とし穴があるのです。

平均寿命とは、0歳で亡くなった場合なども含みますので、あと何年生きるのか?を考える際は、平均寿命ではなく平均余命を指標とします。

そうすると、例えば65歳で定年退職された男性は
平均余命が記事にもある通り、19.5年となりますので
だいたい85歳まで生きることが想定されます。

女性の場合は、平均余命は24.3年なので
だいたい90歳まで生きることが想定されます。

年金受給額が騒がれている今、65歳で定年退職して
20年間近く年金のみで生活していくことができるのでしょうか。

また、老後の備えができていると言える方はどのぐらいいるのでしょうか。

当社では、このような年金対策などに対してのセミナーや無料相談会を随時行っておりますので
是非お気軽にご参加ください。