人生100年時代、追い付かない資産寿命
人生100年時代シノケンハーモニーです。
本日も当社の不動産投資ブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。
人生100年時代で気になる記事がありましたのでご紹介させて頂きます。
人生100年時代に備える(上)職業寿命・資産寿命 延ばせ
現役で活躍、最低70歳まで
2018/5/30 朝刊
「人生100年時代」は英ロンドンビジネススクール教授のリンダ・グラットン、アンドリュー・スコット両氏の共著「The 100-Year Life」(邦訳本は「ライフ・シフト」)に端を発している。
今の子供の半数は100歳まで生きるともいわれ、人生の設計は大きく変わる。
人生80年時代の生き方を根本的に変えなければならないということだ。
問題の核心は、平均寿命は100歳まで延びても、他の「寿命」がそれに追いつかないところにある。典型的には平均寿命と「健康寿命」の乖離(かいり)だ。
2016年の厚生労働省調査によれば、健康上の理由で日常生活が制限されることのない健康寿命は男性72.1歳、女性74.8歳だ。年々平均寿命が延びても、健康寿命とは10年前後の乖離がある(図参照)。
人生100年時代に備えるには、この健康寿命を延ばすことが何よりも大切だ。
個人、企業、政府一体となって取り組むことで健康寿命を延ばすことが重要だ。
健康への投資は、これから述べる高齢期の就業、資産運用、教育訓練投資の可能性を高めるという意味でもプラスの影響を持っている。
~中略~
高齢期の生活を支える所得をもたらすのはもちろん労働だけではない。
日本の金融資産の6割は60歳以上の人たちが保有しており、この金融資産を運用して収益を得ることも高齢期の生活を豊かにするために有効である。
人生100年時代には、個人の「資産寿命」を延ばすことも重要になる。
問題は年齢とともに認知能力が低下すると、資産の運用も難しくなることだ。
一つの解決方法は保険や信託、投資一任サービスなど、認知能力の低下する前の事前契約により、高齢期にも配当などを得られる仕組みを充実させることだ。
同時に金融機関が医師と連携し、どのような状態なら金融取引をしてもよいかというルールを設けることやそのための研修をすることも大切だろう。
要は個人の資産寿命を延ばすことだ。
もちろん引退の自由は経済成長の結果得られた果実だ。
伝統的な農業社会では、多くの人は子供の頃から死ぬまで働き続けた。
産業革命後も、短い初等教育を終えると多くの子供は働き始め、引退生活など楽しむ間もなく短い人生を終える時代が続いた。
ところが経済発展に伴う1人あたり所得の上昇により、かつては一部の人たちだけが享受し得た老後の引退生活も一般的なものとなった。
人生100年時代になって昔に逆戻りしてはならない。
人生100年を享受し得る豊かな時代には、ただ生きるだけでなく、豊かな充実した人生を、政府など公的機関に頼ることなく自立的に実現できるようにしなければならない。
そのために職業寿命や資産寿命を延ばすことが必要なのだ。
また仕事をすること自体が、所得を得るためだけでなく、職業人として、また個人として成長するための貴重な機会となるべきだ。
職業寿命を延ばすのはその意味でも大切なことだ。
以上
いかがでしたでしょうか。
テレビ、新聞で話題となっている人生100年時代。
ひと昔前とは違い、人生100年を生き抜くための準備を今からやらなくてはならないのではないでしょうか。
記事にもありましたように、寿命は100年まで伸びているけれど、健康寿命と資産寿命がそれに追い付いていけていない方が多いと思います。
健康寿命を延ばすためには、定期的な健康診断、医師のチェックなどが必要になります。
それにのお金はかかります。
資産寿命も、高齢になって判断力が若い時より落ちてきてからの投資はリスクが高くなります。
判断力がしっかりしている若いうちから始めるのが得策でしょう。
しかし、若いうちは仕事が忙しくて何か資産運用をする時間も余裕もない、という方が多いのではないでしょうか。
当社では人生100年時代を生き抜くためのセミナーを開催しております。
まずはお気軽にセミナーにご参加頂きましてご理解を深めてみてはいかがでしょうか。