2013.02.06
投資のタイミング
建設用鋼材の値上げによる影響
今回の内容は「投資タイミング」についてです。
2013年1月31日の日本経済新聞を見ると
建設用鋼材の値上げが浸透と記事がありました。
自動車や建築骨材に欠かすことができない鉄鋼製品。
その取引価格が現在値上がりしているのを皆様ご存知でしょうか。
例えば、ビルの鉄筋コンクリートなどに使う鉾鉄や柱となる
H形鋼は、既に前年比2割上昇しており、東京・大阪地区では
1tで7万円前後となっています。
この背景には、原料の鉄スクラップ価格が1tで3万円強と
3か月前と比べ約4割も高くなっており、更に円安を受け海外に
スクラップを輸出する業者が増えたことによって、国内需要が引き締まっているのがあげられます。
既に値上がり前に駆け込みで鋼材を調達したゼネコンも多く
昨年後半までの需要の低迷と鉄鋼会社の減産により、在庫は減少しているとのこと。
当然、建築資材の価格が上昇すれば、新築マンションの価格上昇は色濃くなっていきます。
更に、経済政策である増税や、インフレなどを考慮すると
本格的に検討するタイミングも見えてくるのではないでしょうか。