新規事業とM&Aで業容をさらに拡大【ふくおか経済EX2014】
「ふくおか経済EX 2014」に掲載された記事をご紹介します。
新規事業とM&Aで業容をさらに拡大
今期は過去最高の売上・利益を狙う
2014年12月期は、4期連続の増収増益、さらに2期連続の過去最高という好決算。
マンション販売は過去最高の528戸、アパート販売も前年を30棟上回る148棟の販売実績を上げるなど主力業務の伸びが貢献した。
今期も滑り出しは順調だ。
年間でマンション530戸、アパートは前期より92棟多い240棟の販売を計画、売上高は34.8%増の350億円、経常利益は16.2%増の31億円と、売上高も過去最高を目指しており、1~2月は計画を上回る実績で推移、アパートも年間240棟超のペースを保っている。
また2月には、創業明治42年(1909年)の東京の老舗ゼネコン㈱小川建設をM&Aによって完全子会社化し、マンション建設の内製化を進めている。
シノケングループでは、投資用アパートの建設工事はグループ内で行っているが、投資用マンションの建築工事は外部ゼネコンに発注してきた。
今回、小川建設の子会社化で投資用マンション建築工事の一部を内製化し、コスト競争力を強化するとともに、小川建設が持つ関東一円の営業拠点を活用して、土地所有者への投資用賃貸住宅の提案も強化したい考えだ。
また前期からスタートした介護関連事業では、昨年夏にサービス付高齢者賃貸住宅の第1号として開業した東京都板橋区の「寿らいふときわ台」に続いて、昨年末、福岡市東区香椎浜のサ高住「アクアヴィラ香椎浜」を取得し、「寿らいふアクアヴィラ香椎浜」として運営をスタートした。
また東京では同じ板橋区の高島平にも「ときわ台」と同様に既存物件を取得、リノベーションしてデイサービスを併設した高齢者向け賃貸住宅にする。
全46戸で近々ときわ台を含めて東京で101戸、福岡を加えた全体では300戸を超える体制となる。