【東京】は「経済」と「環境」分野で≪世界1位≫
財団法人森記念財団が調査している
「世界の都市総合力ランキング」の2013年版が発表されました。
□──────────────────────────□
東京の都市力は「経済分野」と「環境分野」
で昨年に引き続き≪世界1位≫を維持!
□──────────────────────────□
★☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━★☆★
世界の都市総合力ランキングとは?
★☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━★☆★
1.都市の総合力を分析し、ランキングする調査研究
2.世界を代表する主要35都市を選定し、都市の力を表す主要な6分野と
現代の都市活動をけん引する5つのグローバル・アクターの視点に基づき
複眼的に都市の総合力を評価する。
※都市の力を表す6分野とは・・・
「経済」「研究・開発」「文化・交流」「居住」「環境」「交通アクセス」
※現代の都市活動をけん引する5つのグローバル・アクターとは・・・
「経営者」「研究者」「アーティスト」「観光客」「生活者」
━━2013年の分野別総合ランキング━━━━━━━━━
1位 ロンドン
2位 ニューヨーク
3位 パリ
4位 東京
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
総合ランキングにおけるトップ4都市は昨年と同様の結果となりました。
3位のパリと4位の東京のスコア差は昨年より縮小しており
東京での五輪開催決定を追い風に、3位へのランクアップの可能性が出てきました。
東京は、昨年に引き続き「経済」と「環境」で1位を維持しました。
それ以外でも「経済・開発」「文化・交流」「交通・アクセス」で
10位以内にランクインしています。
今回新たに【都市にいることで快適さを感じる、わくわくする、誇りに思う】等の
【各都市が「人間の感性に訴える力」を持っているか】という「感性価値」の指標を設定しました。
その結果、東京は成熟都市であるためにGDP成長率は高くないが
「新しい創造活動・ビジネスの創造・受容性」の評価が高くなりました。
また、「国際交通ネットワーク」では
東京は他の海外主要都市と比較して、国際線のネットワークが充実しているとは言えないが
「感性価値」の≪空港における定時運航率≫が高く、優れた「運営能力」を発揮していることがわかりました。
□───────────────────────□
東京の強み・弱みの分析
□───────────────────────□
東京の「強み」は、例年通り以下の分野があげられます。
●経済分野の「市場の規模」「経済集積」「人的集積」
●研究・開発分野全般
●居住分野の「生活利便性」
●環境分野の「エコロジー」
●交通・アクセス分野の「都市内交通サービス」
一方、以下の分野では「弱み」として課題が残りました。
●経済分野の「市場の魅力」「法規制・リスク」
●分化・交流分野の「集客資源」
●居住分野の「居住コスト」
●交通・アクセス分野の「国際交通ネットワーク」「交通利便性」
しかし、五輪開催に向けて整備や再開発が進むため
これらの分野がランクアップすることが見込まれます。