不動産投資のリスクと対策

始める前にチェックしておきたい不動産投資のリスクと対策。

不動産投資はローリスク・ロングリターンではありますが、投資なのでリスクがゼロではありません。ただし、不動産投資のリスクはコントロールしやすいものも多いので、一つひとつのリスクに対して事前に対策を練っておけば安心です。

少子化による賃貸需要減退に備え、好立地・好条件の物件を。

日本は年々少子高齢化が進んでおり、新たな賃貸需要は見込めないように思えます。確かに地方では空室物件が多くなっています。

しかし、東京・都心部に限定して見てみると、都心回帰現象と未婚者・離婚者の増加に伴う単身世帯の増加により、賃貸物件の需要は年々増えています。そのため、空室リスクを回避するためには、都心部で好立地・好条件の物件であることが必須条件となります。

建物の老朽化による家賃の下落は、立地条件とメンテナンスで防ぐ。

どんな建物であれ経年劣化はあり、入居者は築年数が浅い物件を好むため、家賃の下落を完全に防ぐのは難しいように思えます。

しかし、賃料は立地条件・グレード・管理内容などに大きく左右されるため、好条件のマンションでは家賃はほとんど下がっていないのが現状です。東京23区内の駅から至近の物件でメンテナンス・管理がしっかりしていれば、安心と考えていいでしょう。

ローン完済後も収益を得るには、日頃のメンテナンスが大切。

木造アパートなどを建て、ローンを完済した頃に建物が老朽化して建て替えるとなると、また新たなローンを抱えることになってしまいます。しかし現行の建築基準法に適合したコンクリートの厚さで建築されたマンションは、90年間利用可能であるとも言われています。

また、各デベロッパーは一定の耐久性を維持できる規格でマンションを提供しており、きちんとした修繕計画も立てています。そのためメンテナンスをきちんと行っていれば、ローンを完済してからも建て替える必要はありません。

確実な家賃収入を得るために空室リスクをいかに回避するか?

賃貸物件である以上、入居者の入れ替え時期など必ず空室になる期間が生じます。そのリスクを回避するためには、やはり「好立地・好条件」の物件に絞るのが一番です。その上で、入居者を効率よく集められるパートナー会社と組んで不動産投資を始めれば、まず安心できます。